K-POPといえば、ぴったり揃った群舞や、一度聴いたら頭から離れない中毒性のある楽曲。
韓国だけでなく、世界中でその魅力にハマる人が増えています。
なかでも、男性グループによるダイナミックなステージは圧巻!
本格派ヒップホップから、クールなセクシー系、爽やかな清涼系まで、彼らは音楽性もコンセプトも自在に行き来しながら進化を続けています。
最近では、パフォーマンス力、ビジュアル、そして人間味まですべてを兼ね備えた“オールラウンダー”が集まるグループが次々と登場。
今回は、そんな2025年のK-POPシーンで話題を集める注目の男性アイドルグループ10組を「チョアチョアびより」がピックアップして紹介します。
目次
Stray Kids(ストレイキッズ)
メンバー自らがほぼすべての楽曲制作に携わる、圧倒的セルフプロデュース力が魅力の8人組。
ファンからは“スキズ”の愛称で親しまれています。
2022年にリリースしたミニアルバム『ODDINARY』が米・Billboard 200で初登場1位を記録。続く『MAXIDENT』でも再び1位を獲得し、K-POP第4世代を代表するグループとして世界的な人気を確立しました。
激しくも繊細なサウンドと、独自のメッセージ性を持つ楽曲が特徴。パワフルなステージとカリスマ性で、常に“自分たちらしさ”を貫く存在です。
グループ名の由来
「既存の枠組みにとらわれず、自分たちの居場所を探し、世界の中で新しい道を切り拓く若者たち」という意味が込められています。
“Stray”は「はぐれた」「迷った」という意味を持ちますが、彼らの場合、それは“迷いながらも自分たちの意志で進む”という反骨と自由の象徴。
JYPエンターテインメントのプロジェクト名として誕生したこの言葉が、そのまま彼らのアイデンティティとなり、
「社会のルールや型にはまらず、仲間とともに成長するグループ」というメッセージを世界に発信しています。
Stray Kids(スキズ)のグループ構成 8人
メンバーそれぞれが高い個性と役割を持ち、音楽・ダンス・ボーカルのすべてを自分たちの手で創り上げるスタイルが特徴です。
グループの楽曲制作を中心で担うのは、3RACHA(スリラチャ)の3人──バンチャンさん・チャンビンさん・ハンさん。
作詞・作曲・編曲まで自ら手がけ、Stray Kidsらしい独創的なサウンドを生み出しています。
振付やステージ構成には、DANCE RACHA(リノさん・ヒョンジンさん・フィリックスさん)**が深く関わり、迫力と完成度の高いパフォーマンスを演出。
そして、VOCAL RACHA(スンミンさん・アイエンさん)**の2人が、安定感のあるボーカルと豊かな表現力で楽曲に深みを与えています。
音楽・ダンス・ボーカル、それぞれの得意分野を活かしながら、8人全員が主役として輝く、それがStray Kidsの最大の魅力です。
特徴:セルフプロデュースで魅せる独自の世界観
独特なフレーズや耳に残るリズムが特徴の楽曲が多く、インパクトがありながら洗練されたダンスパフォーマンスも魅力です。
ダイナミックで攻めたスタイルの楽曲は、女性ファンだけでなく男性ファンも多く虜にしています!
Stray Kids "특(S-Class)" M/V
NCT127(エヌシーティー イリチル)
“活動グループやメンバー数の制限がない”という新しい概念を掲げる、グローバルプロジェクト NCT(Neo Culture Technology) から誕生したソウル拠点のユニットが NCT 127
ファンの間では「イリチル」の愛称で親しまれています。
NCT 127 엔시티 127 '삐그덕 (Walk)' MV https://t.co/1nW3c3GS85 #NCT127 #WALK #NCT127_WALK#삐그덕 #NCT127_삐그덕#NCT127_삐그덕_Walk #NCT127_삐그덕_오늘6PM pic.twitter.com/1f52UUEoFI
— NCT 127 (@NCTsmtown_127) July 15, 2024
2016年にテイルさん・テヨンさん・ユウタさん・ジェヒョンさん・ウィンウィンさん・マークさん・ヘチャンさんの7人でデビュー。
その後、2017年にジャニーさんとドヨンさん、2018年にジョンウさんが加入し、最大10人体制としてグローバルに活躍してきました。
力強いダンスパフォーマンスと都会的で洗練されたサウンド、そしてメンバーそれぞれの高い表現力が世界中で評価され、K-POP第4世代を代表するトップグループのひとつとして存在感を放っています。
グループ名の由来
- 「NCT」は「ネオ・カルチャー・テクノロジー(Neo Culture Technology)」の略
- 「解放」「拡張」をグループテーマとし、活動するグループとメンバーに制限がない
- 「127」はソウルの経度の東経127度線が由来
メンバーと現在の活動状況(2025年11月時点)
2025年11月現在、NCT 127は6人体制で活動中です。
- ジャニー(JOHNNY)
- ユウタ(YUTA)
- マーク(MARK)
- ヘチャン(HAECHAN)
- ドヨン(DOYOUNG)※12月8日より兵役予定
- ジョンウ(JUNGWOO)※12月8日より兵役予定
一方で、テヨン(TAEYONG)とジェヒョン(JAEHYUN)は現在兵役中のため、グループ活動には不参加となっています。
また、2025年12月8日以降はドヨンさんとジョンウさんも兵役に入る予定のため、今後しばらくはより少人数での活動が予想されています。。
特徴:時代を先取りするハイセンスな楽曲
ファンの間でも「意味が分からないけどおしゃれでかっこいいい、それがNCT。」と言われるほど。その独創的な世界観とハイセンスな楽曲が海外でも人気を得ています。
NCTの楽曲は、いい意味でK-POPらしくない、前衛的なコンセプトが特徴です。
NCT 127 엔시티 127 'Fact Check (불가사의; 不可思議)' MV
ソロ活動・個別の活躍(2025年11月時点)
NCT 127のメンバーはグループ活動と並行して、それぞれが多方面で活躍しています。
なかでも現在もっとも積極的にソロ活動を行っているのが、ユウタ(YUTA)です。
ユウタさんは2024年に日本でソロデビューを果たし、2025年10月には自身初のフルアルバム『PERSONA』をリリース。
2025年11月現在も全国ツアー「YUTA LIVE TOUR 2025 – PERSONA –」を開催中で、2026年1月には日本武道館での追加公演も決定しています。
音楽活動だけでなく、テレビ・ラジオ・トークイベントなどメディア出演も多く、アーティストとして確実にステップアップを続けています。
また、ヘチャン(HAECHAN)は2025年9月にソロデビューを果たし、SMTOWNライブで新曲を披露。圧倒的な歌唱力と繊細な表現で、ソロでもファンを魅了しています。
さらに、ドヨン(DOYOUNG)もソロアーティストとして活動を続けており、2024年にアルバムをリリース。国内外でソロツアーやコラボレーション曲の発表を行いながら、ボーカリストとしての幅を広げています。
このほかのメンバーも、ドラマ出演やイベント、音楽番組への登場など個別活動を展開。その中でも、ユウタさんとヘチャンさんは特に本格的なソロ活動で注目を集めています。
RIIZE(ライズ)
2023年にSMエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ、RIIZE(ライズ)。
グループ名は「Rise(成長する)」と「Realize(実現する)」を組み合わせた造語で、「共に成長し、夢を実現していく」という意味が込められています。
デビュー曲『Get A Guitar』はギターのリフが印象的な爽やかで感情的なポップサウンドで、“Emotional Pop(エモーショナルポップ)”という独自のコンセプトを確立しました。
感情を素直に表現するリアルさと音楽性の高さが評価されています。
RIIZEはデビュー直後からSNSで爆発的な人気を集め、わずか1年で新人賞を多数受賞。
2025年にはワールドツアー開催とともに、英語版楽曲のリリースなどグローバル展開も本格化しています。
동방신기, ‘대한민국 대중문화예술상’ 대통령표창 수상…라이즈, 문체부 장관표창 영예
— RIIZE (@RIIZE_official) October 24, 2025
SM 선후배 그룹 파워! 한류 대표 아티스트로 문화 위상 높였다https://t.co/fFspLiuOvq#RIIZE #라이즈#RISEandREALIZE#대중문화예술상 pic.twitter.com/Izkn9RuOPU
グループ名の由来
- 成長する意味の「Rise」と実現する意味の「Realize」を組み合わせた造語
- 「一緒に成長しながら、夢を実現して進んでいく」という意味が込められてい
メンバー紹介(2025年11月時点)
現在は6人体制で活動しています。
(※スンハンさんは2024年以降、活動休止中)
メンバーはショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、ウォンビン、ソヒ、アントンの6人です。
- ショウタロウ(SHOTARO)
日本出身。圧倒的なダンススキルで知られ、ファンカメラの再生数は常に上位。柔らかい笑顔と繊細な表現力でファンを魅了します。 - ウンソク(EUNSEOK)
端正なルックスと不思議な魅力を併せ持つ“天然キャラ”。誠実な人柄とステージでのギャップが人気です。 - ソンチャン(SUNGCHAN)
まさに「THE・SM顔」と称される王道美少年。華のあるビジュアルとスタイルで多くのファンを惹きつけています。 - ウォンビン(WONBIN)
ギターを弾きながら歌う姿が象徴的。華やかなパフォーマンスとカリスマ性のあるステージで存在感を放つ中心メンバーです。 - ソヒ(SOHEE)
ハイトーンボイスが印象的なボーカリスト。透明感ある歌声でRIIZEの“エモーショナルポップ”を支える存在です。 - アントン(ANTON)
最年少(マンネ)。人見知りで控えめな性格ながら、ステージ上では一変。小動物のようなビジュアルと繊細な感性が魅力です。 - スンハン(SEUNGHAN)
2024年より活動休止中。グループのオリジナルメンバーとして、今も変わらずファンからの支持が続いています。
特徴:等身大のエモーショナルポップ
RIIZEの楽曲は、恋や友情、夢への葛藤といった“等身大の感情”を描くストーリー性が特徴です。
華やかさよりもリアルで誠実なメッセージを届ける姿勢が、若い世代を中心に共感を呼んでいます。
ダンス、ビジュアル、音楽性のすべてが高水準で、“感情で魅せる新世代ボーイズグループ”としてK-POPシーンで確固たる存在感を放っています。
特に「Impossible」はリズミカルなハウスビートにシンセサイザーを組み込んだ曲で、レトロなゲームを思わせる雰囲気が特徴。
また、デビュー曲の「Get A Guitar」のギター、続く「Talk Saxy」のサックス、「Boom Boom Bass」のベースギターなど、タイトルとメロディーに楽器を入れた「楽器シリーズ」にも注目です。
RIIZE 라이즈 'Impossible' MV
BOYNEXTDOOR(ボーイズネクストドア)
2023年にBlock BのZICOさんがプロデュースし、HYBE傘下のKOZ ENTERTAINMENTからデビューした6人組ボーイズグループ、BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)。
グループ名には「隣の家の少年たち」という意味があり、華やかさよりも“等身大の感情”や“日常のリアル”を大切にするスタイルが特徴です。
同年代のリスナーが共感できるナチュラルな世界観と、繊細でキャッチーな楽曲が人気を集めています。
2024年には初のミニアルバム『HOW?』をリリースし、タイトル曲「Earth, Wind & Fire」で音楽番組1位を獲得。
続く2025年にはワールドツアー開催が発表されるなど、デビューからわずか2年で急速に成長を遂げています。
グループ名の由来
- 「隣の家の少年たち」の意味
- 同年代の人々が共感できる日常のストーリーをありのまま音楽で表現し、親しみやすく自然な雰囲気で人々の心に近づいていく」という意味が込められている
メンバー紹介(2025年11月時点)
BOYNEXTDOORは、ソンホ・リウ・ジェヒョン・テサン・イハン・ウナクの6人で構成されています。
- ソンホ(SUNGHO):落ち着いたリーダーシップと安定したボーカルが魅力。
- リウ(RIWOO):独自の世界観と繊細な表情演技でステージを彩るメインダンサー。
- ジェヒョン(JAEHYUN):作詞・作曲にも参加し、表現力豊かなメインボーカル。
- テサン(TAESAN):クリエイティブ担当として音楽制作にも関わる多才なラッパー。
- イハン(LEEHAN):柔らかい雰囲気と安定感のあるパフォーマンスで人気。
- ウナク(WOONHAK):最年少(マンネ)ながらステージでの存在感は抜群。
メンバーそれぞれが作詞・作曲に携わるなど、アーティストとしての意識が高く、“少年らしさ”と“確かな音楽性”を両立する次世代グループとして注目されています。
特徴:共感できる親しみやすさ
楽曲はナチュラルで聴きやすいメロディーが特徴です。80年代を思わせるイージーリスニングなメロディーを多く採用し、その中にリズム感のあるラップを組み込んだ、耳に心地いい曲が多いです。
また、彼らの親しみやすさは楽曲だけにはとどまりません。
ステージ上では曲中にアドリブをいれたり、ファンとのコミュニケーションをとることで一体感を楽しむことができます。さらにYouTubeのコンテンツやライブ配信から見て取れる、彼らの「わちゃわちゃ感」にも注目です。
BOYNEXTDOOR (보이넥스트도어) 'Earth, Wind & Fire' Official MV
ZEROBASEONE(ゼロベースワン)
韓国の人気オーディション番組『BOYS PLANET』から誕生した9人組ボーイズグループ、ZEROBASEONE(ゼロベースワン/ZB1)。
グループ名には「0から1へ、新しい始まりをつくる」という意味が込められています。
メンバーは韓国・中国・カナダ出身の多国籍構成で、世界中のファンがリアルタイムで彼らの成長を見守ってきました。
2023年にミニアルバム『YOUTH in the SHADE』でデビューすると、発売初週で180万枚を超えるセールスを記録し、K-POP史上でも異例のスタートを切りました。
その後も『MELTING POINT』『YOU in the shade』『CRUSH』など話題作を発表し、ビルボード・ワールドアルバムチャートや各国チャートで上位にランクイン。
2025年にはワールドツアー開催やブランドアンバサダー起用など、“グローバルボーイズグループ”として確固たる地位を築いています。
グループ名の由来
- 「0からはじまり1になる、9人のメンバーの輝かしい始まり」が由来
- 「9人の練習生がデビュー後、1つの完成した旅にでる旅路」という意味が込められている
9人のメンバー紹介(2025年11月時点)
ZEROBASEONEは、ソン・ハンビン、キム・ジウン、チャン・ハオ、ソク・マシュー、キム・テレ、リッキー、キム・ギュビン、パク・ゴヌク、ハン・ユジンの9人で構成されています。
- キム・ジウン(KIM JIWOONG)
クールな美貌とやわらかい笑顔のギャップが魅力の最年長。俳優としても活動し、知的で落ち着いた雰囲気が印象的。 - チャン・ハオ(ZHANG HAO)
中国出身。ボーカル・ダンスに加え、バイオリン演奏もこなす“音楽のカリスマ”。繊細で豊かな感情表現に定評があります。 - ソン・ハンビン(SUNG HANBIN)
リーダー。キレのあるパフォーマンスと圧倒的な統率力でメンバーを引っ張る存在。柔らかい人柄でも人気。 - ソク・マシュー(SEOK MATTHEW)
カナダ出身。明るい性格とキュートなスマイルでファンを魅了するグループのムードメーカー。 - キム・テレ(KIM TAE RAE)
特徴的な声質とえくぼが印象的なメインボーカル。安定感のある歌唱力で多くの楽曲を支えています。 - リッキー(RICKY)
息をのむほどのビジュアルと独自のキャラクター性で強烈な存在感を放つ、中国出身のメンバー。 - キム・ギュビン(KIM GYUVIN)
9頭身のモデル体型と大型犬のような愛嬌のギャップが人気。高い表現力でステージを自在に操ります。 - パク・ゴヌク(PARK GUNWOOK)
ボーカル・ダンス・ラップのすべてをこなすオールラウンダー。力強さと繊細さを兼ね備えたパフォーマー。 - ハン・ユジン(HAN YUJIN)
最年少ながら抜群の存在感とステージ力を発揮。フレッシュな魅力でグループにエネルギーを与えるマンネ。
ZEROBASEONEは、デビューからわずか2年で音楽性・ビジュアル・ステージ表現すべてを磨き上げ、
“オーディション出身グループ”の枠を超えた実力派として高く評価されています。
特徴:第五世代を切り開く王道アイドル
華やかなビジュアルにぴったりな清涼感のある楽曲を展開しています。青春のきらめきや儚さ、刹那性を歌ったエモーショナルな歌詞にも注目です。
また、ゼロベースワンには特有の強いコンセプトはありません。どんなコンセプトでも消化できるカメレオンのような吸収力が武器といえます。オールラウンダー9人による多彩な楽曲展開にも注目です。
ZEROBASEONE (제로베이스원) 'CRUSH (가시)' MV
まとめ
今回紹介した5組、Stray Kids・NCT 127・BOYNEXTDOOR・ZEROBASEONE・RIIZEは、それぞれがまったく異なる魅力を持ちながら、今のK-POPシーンを代表する存在です。
Stray Kidsはセルフプロデュース力で世界を魅了し、NCT 127は多国籍メンバーによる完成度の高いステージでグローバルに活躍しています。
BOYNEXTDOORは“隣の家の少年”というコンセプトで共感を呼び、ZEROBASEONEはオーディション発の奇跡的なシナジーで急成長。そしてRIIZEは感情で魅せる“Emotional Pop”で新しいK-POPの形を築いています。
どのグループも、音楽だけでなく世界観・メッセージ・表現力のすべてで進化を続けており、まさに「第4世代から第5世代」への転換期を象徴する存在です。
これからもそれぞれの道で新しい記録を打ち立てながら、世界中のファンを楽しませてくれるでしょう。

