K-POP

【2025年】韓国で今話題の人気男性アイドルグループまとめ②BTS, TOMORROW X TOGETHER, ATEEZ, SEVENTEEN, ENHYPEN

K‐POPといえば、ぴったり揃った群舞や耳に残る中毒性のある楽曲が魅力です。

なかでも、男性グループによるダイナミックなパフォーマンスは世界中で注目を集めています。

本格的なヒップホップからセクシー系、清涼系まで幅広いスタイルで楽曲を展開するボーイズグループ。近年では実力と華やかなビジュアル、すべてを兼ね備えたオールラウンダーが集まるグループが数多く活躍しています。

今回は、すでに大人気のグループから新人グループまで、チャートを席巻する大注目の男性アイドルグループ10選の後編の5グループを紹介します。

目次

BTS(防弾少年団)

2013年にデビューしたBTS(防弾少年団)は、今や世界的な音楽シーンを代表する存在となった7人組ボーイズグループです。

グループ名には「社会的偏見や抑圧から自分たちを守り抜く」という意味が込められており、彼らの音楽は常に“自分らしく生きること”をテーマにしています。

ヒップホップをルーツに持ちながら、ポップやR&B、エレクトロニックなど多様なジャンルを融合。

等身大の感情や社会的メッセージを歌詞に込め、10年以上にわたり進化を続けてきました。

BTSは韓国アーティストとして初めて米ビルボードのメインチャートで1位を獲得し、K-POPを世界のメインストリームへと押し上げたグループでもあります。

グループ名の由来

BTS(防弾少年団)という名前には、
「10代・20代を取り巻く社会的な偏見や抑圧を“防ぎ”、自分たちの音楽と価値観で守り抜く」
という意味が込められています。

7人それぞれが異なる個性と才能を持ちながら、完璧なバランスでひとつのチームを築き上げていることが、BTSがここまで愛され続けている理由のひとつです。

韓国語では“방탄소년단(バンタンソニョンダン)”と書き、

“防弾(Bangtan)”=外からの批判やプレッシャーを跳ね返す強さ
“少年団”=若者らしい情熱と純粋さ

を象徴しています。

また、海外活動が本格化した2017年以降、英語では “Beyond The Scene” の略として新しい意味を付け加えました。

これは「現実にとどまらず、成長し続ける若者たちの姿」を表す言葉で、彼らの進化とメッセージ性を国際的に示すものとなっています。

メンバー構成 7人(2025年11月時点)

BTSは、RM、Jin、Suga、J-Hope、Jimin、V、Jung Kookの7人で構成されています。
全員が作詞・作曲・プロデュースに携わり、音楽面でも高い完成度を誇る多才なアーティストです。

  • RM(アールエム)
     リーダー兼メインラッパー。ウィットに富んだ作詞センスとラップスキルでグループをまとめ上げる頭脳派。哲学的な言葉選びと冷静な視点で、BTSのメッセージ性を支えています。
  • Jin(ジン)
     “ワールドワイドハンサム”の愛称で知られる最年長。マイペースでユーモアのある性格と温かみのあるボーカルが魅力。2025年現在は兵役を終え、活動再開に向けて準備中です。
  • SUGA(シュガ)
     リードラッパーであり、作詞・作曲・プロデュースを数多く手掛ける音楽職人。ダウナーなカリスマとリアルな言葉選びで、多くのファンの心を掴んでいます。
  • J-HOPE(ジェイホープ)
     メインダンサー兼ラッパー。変幻自在のパフォーマンスと明るいエネルギーでグループを盛り上げる存在。ソロ活動でも高い完成度を見せています。
  • Jimin(ジミン)
     リードボーカル兼メインダンサー。繊細な表現力と滑らかなダンスが持ち味で、ステージ上では圧倒的な存在感を放ちます。
  • V(ヴィ)
     深みのあるハスキーボイスが印象的なボーカリスト。アートセンスにあふれた“四次元”キャラクターとしても人気。独特の感性でファッションや写真など幅広く活躍しています。
  • Jung Kook(ジョングク)
     最年少にしてメインボーカルを務める“黄金マンネ”。歌唱・ダンス・映像制作と多方面で才能を発揮し、2024年のソロアルバム『GOLDEN』の成功で世界的アーティストとしても評価されています。

特徴:世界で注目を浴びるヒップホップ楽曲とパフォーマンス力

BTSはデビュー当初から、当時のKPOPでは珍しいヒップホップ路線で楽曲を発表していました。

当時から指先までそろった群舞やメッセージ性の強いラップで注目を浴びていましたが、アルバムを展開するごとにパフォーマンスに磨きがかかり、現在では世界中で「BTS」を知らない人はいないほどに大きく成長しました。

また、7人中3名のラッパーを有し、リーダーのRMさんを筆頭に作詞作曲を自ら行うことも大きな強みです。過去から現在まで、彼らが楽曲を通して何を伝えたいのか。ぜひ歌詞の意味を調べてみることをお勧めします!

[MV] BTS(방탄소년단) _ FIRE (불타오르네)

現在の活動(2025年11月時点)

2025年11月現在、BTSはグループ再始動の準備期間にあります。

6月に全員が兵役を終え、ついに7人完全体での再集結が実現しました。

現在はソロ活動を中心にしながら、2026年春の新アルバムリリースとワールドツアーに向けて準備を進めています。

  • Jin(ジン):兵役を終えて日本ツアーを開催中。アンコール公演も決定し、再始動の象徴的存在に。
  • Jimin(ジミン)&Jung Kook(ジョングク):バラエティ番組『Are You Sure?!』シーズン2に共演出演し、ペア活動が話題に。
  • V(ヴィ):ファッションブランドのアンバサダーや日本のCM出演など、アーティスティックな活動を展開。
  • J-Hope(ジェイホープ):映画『j-hope Tour “HOPE ON THE STAGE”』の公開が決定。ソロでも活躍を続けています。
  • SUGA(シュガ):Agust D名義で楽曲制作を継続。除隊後もプロデュース業を精力的に行っています。
  • RM(アールエム):アートと音楽を融合させた文化プロジェクトを進行中。次期ソロアルバムの構想も明かしています。

2026年春には新アルバムの発表世界ツアーが予定されており、BTSとしての完全復帰に向けて、世界中のファンの期待が高まっています。

TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)

BIGHITエンターテインメント(HYBEグループ)から2019年デビューした5人組ボーイズグループ、TOMORROW X TOGETHER(通称:TXT/ファン名:MOA)。

グループ名には「明日(Tomorrow)を共に(X)/Together 作る」という意味が込められており、“一緒に成長しながら夢を実現する”という姿勢を掲げています。

2019年のデビュー以来、韓国・日本・北米・ヨーロッパを舞台にグローバル展開を進めており、K-POP第4世代を代表する若手グループのひとつとして注目を集めています。

日本でも2024年の紅白歌合戦初出場を果たし、音楽番組への出演頻度が増え“今話題のK-POPグループ”としてその存在感をさらに高めています。

グループ名の由来

  • それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作っていく、という意味。
  • ひとつの夢と目標のために集まった少年たちが互いにシナジーを発揮する、明るくて元気なグループになる、という思いが込められている。

メンバー構成 5人(2025年11月時点)

TOMORROW X TOGETHERは、ヨンジュン・スビン・ボムギュ・テヒョン・ヒュニンカイの5人で構成されています。
全員がボーカル、ダンス、ラップをバランスよくこなす実力派で、グループとしての完成度が非常に高いのが特徴です。

  • スビン(SOOBIN)
    リーダー。穏やかな性格ながら、時折見せる鋭いコメントが魅力の“穏やかな毒舌リーダー”。メンバーやファンからの信頼も厚く、柔らかいトークでグループをまとめます。
  • ヨンジュン(YEONJUN)
    グループ最年長で、英語も堪能なオールラウンダー。ラップ・ボーカル・ダンスすべてに秀でており、海外ステージでも中心的な役割を担っています。
  • ボムギュ(BEOMGYU)
    独特の低音ボイスが印象的なムードメーカー。明るく社交的な性格で、場を和ませる存在。パフォーマンスでは感情表現豊かな演技力を見せます。
  • テヒョン(TAEHYUN)
    努力家で頭脳派のオールラウンダー。安定したボーカルと冷静な分析力でグループを支え、音楽面での貢献度も高いメンバーです。
  • ヒュニンカイ(HUENING KAI)
    グループの最年少(マンネ)。日常では癒し系キャラとして人気ですが、ステージに立つと一変。堂々としたパフォーマンスとのギャップが魅力です。

5人はそれぞれの個性が際立ちながらも、息の合ったチームワークで世界のファンを魅了しています。

若さと実力を兼ね備えた次世代K-POPの象徴的存在として、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。

特徴:全員が華のビジュアル担当

TXTは平均身長が181センチの高身長と、5人全員がビジュアル担当といわれるほどの美しい造形を生かした、華のあるパフォーマンスが魅力です。

5人の圧倒的なビジュアルを生かしたコンセプトフォトや、美術映画のように美しいMVティーザーは必見です。どこで再生を停止しても絵になる、そんな彼らの映像作品をぜひチェックしてみてください!

TXT (투모로우바이투게더) 'Sugar Rush Ride' Official MV

ATEEZ(エイティーズ)

2018年に KQエンターテインメント からデビューした8人組ボーイズグループ、ATEEZ。

ファンからは「アチズ」とも呼ばれ、K-POP界でもその存在感を急速に高めています。

“冒険と成長”をテーマに掲げた音楽と、圧巻のステージパフォーマンスが彼らの代名詞です。

グループ名の由来

ATEEZ(エイティーズ)という名前は、「A TEEnager Z」=“10代のすべて” を意味しています。

この言葉には「10代の情熱・夢・挑戦、そしてそのすべてを音楽で表現する」という意味が込められています。

デビュー当初から“若者のエネルギーと冒険心を代弁する存在”を目指しており、グループの音楽やパフォーマンスも、常に「限界を超えて挑戦する」ことをテーマにしています。

また、英語圏では “A to Z”=“すべて” という意味を重ねており、「音楽のすべてを表現するアーティスト」という意味合いも持っています。

メンバー構成 8人(2025年11月時点)

ATEEZは、ホンジュン・ソンファ・ユノ・ヨサン・サン・ミンギ・ウヨン・ジョンホの8人で構成されています。

作詞・作曲・ダンス・パフォーマンスまで全員が表現者としての高いスキルを持ち、チームとしての一体感にも定評があります。

  • ホンジュン(HONGJOONG)
    リーダーであり、作詞作曲もこなすハイトーンラッパー。音楽的センスとリーダーシップを兼ね備え、ATEEZのクリエイティブを牽引しています。
  • ソンファ(SEONGHWA)
    グループ最年長で、穏やかな性格のまとめ役。落ち着いた存在感とステージ上での表現力のギャップが魅力です。
  • ユノ(YUNHO)
    “人間ポカリ”と呼ばれるほどエネルギッシュなメインダンサー。明るい笑顔とパフォーマンスで、チームに元気を与えるムードメーカー。
  • ヨサン(YEOSANG)
    独特の美貌と神秘的な雰囲気を持つビジュアル担当。少し“4次元”な感性で、グループの世界観に独自の深みを加えています。
  • サン(SAN)
    “憑依型ダンサー”と称されるほど、ステージごとに表情が変わる表現力の持ち主。ライブパフォーマンスでの没入感は圧巻。
  • ミンギ(MINGI)
    ラッパーとしての実力に加え、温かく柔らかな性格が魅力の“ほんわか系ロートーンラッパー”。ステージでは力強さと繊細さを両立させます。
  • ウヨン(WOOYOUNG)
    セクシーな魅力と陽キャラな性格でファンを惹きつけるパフォーマー。カメラアピールと表現の幅広さが群を抜いています。
  • ジョンホ(JONGHO)
    グループの末っ子ながら、超高音のパワフルボーカルでATEEZの音楽を支える中心的存在。ライブでは圧倒的な声量と安定感を誇ります。

8人それぞれの個性が鮮烈に立ちながらも、ひとつの冒険物語を共に描いていくようなチームワークがATEEZ最大の魅力です。

特徴:ハイレベルなダンスパフォーマンス

彼らはハイレベルなパフォーマンスと圧倒的な表現力で「憑依型アイドル」と呼ばれており、アジアのみならず海外でも高い評価を得ています!

またATEEZは「8人の海賊」という設定があり、通常世界とディストピア化した世界を砂時計で行き来している、という設定があります。楽曲ごとにストーリーが設定されており、考察も楽しめる点も魅力の一つです。

ちなみに、ATEEZのコンサートに行くことをファンの間では「乗船する」といいます。

ATEEZ(에이티즈) - 'WORK' Official MV

SEVENTEEN(セブンティーン)

2015年に PLEDIS Entertainment からデビューした13人組ボーイズグループ、SEVENTEEN。

“13 members + 3 units + 1 team”という構造からグループ名が生まれ、「13人の少年が3つのユニットで1つになる」という意味が込められています。

ボーカル・ラップ・パフォーマンスの3つのユニットで構成される独自スタイルで、メンバー自らが作詞・作曲・振付けに携わる“自己表現型アイドル”として国内外で高く評価されています。

"セブチ" の愛称で親しまれています。

SEVENTEENは、それぞれのメンバーの個性を生かすために3つのチームで構成されています。

ヒップホップチーム

エスクプスさん、ウォヌさん、ミンギュさん、バーノンさん

ボーカルチーム

ジョンハンさん、ジョシュアさん、ウジさん、ドギョムさん、スングァンさん

パフォーマンスチーム

ホシさん、ジュンさん、ディエイトさん、ディノさん

グループ名の由来

  • 「13人のメンバー+3つのユニット+1つのチーム=17」という意味。

特徴:歌唱力、ダンス力、ラップ力、バラエティー力のすべてを網羅した自主製作ドル

楽曲制作から振付、アレンジ、プロモーションまでをメンバー自らが担当し、自主制作がメインのグループです。

13人という大人数のため、非常に舞台映えする点も大きな魅力です。

振付の多くはパフォーマンスチームのリーダーであるホシさんが先頭に立ってプロデュースしており、大人数にもかかわらず高いシンクロ率を誇ります。ボーカル・ダンスが見事に親和したライブを大きなステージで見る迫力は圧巻です。

SEVENTEEN (세븐틴) 'MAESTRO' Official MV

現在の活動(2025年11月時点)

2025年5月26日に5thスタジオアルバム『Happy Burstday』をリリースし、デビュー10周年を迎えた新章として“再始動”を宣言。

9月13日からはワールドツアー『SEVENTEEN WORLD TOUR [NEW_]』を開始し、日本では11月27日から名古屋・大阪・東京でのドームツアーも予定されています。

また、2025年7月には4thサブユニットとして CxM(S.Coups&ミンギ)結成が発表され、メンバーの多様な活動形態がファンから注目を集めました。

今、兵役・ユニット・世界ツアーを含めた「10年目の変革期」を迎えており、SEVENTEENは次のステージへ向けた大きな流れに乗っていると言えますね!

ENHYPEN(エンハイプン)

オーディション番組 I‑LAND によって結成され、2020年にデビューした7人組ボーイズグループ、ENHYPEN。

韓国・オーストラリア・日本出身のメンバーで構成されており、ファンからは「エナプ」の愛称で親しまれています。

デビュー以来、グローバル展開を加速させており、K-POPの第4世代〜次代を担うグループのひとつとして注目を集めています。

グループ名の由来

  • 連結記号「ハイフン」のように、「異なる7人の少年たちがつながり、お互いを見つけて一緒に成長する」という意味。
  • 音楽を通じて人と人、世界と世界をつなげるという意思も込められている。

メンバー構成 7人(2025年11月時点)

ENHYPENは、ヒスン・ジェイ・ジェイク・ソンフン・ソヌ・ジョンウォン・ニキの7人で構成されています。
歌・ダンス・ビジュアルすべてが高水準で、各メンバーの個性がグループ全体のバランスを引き立てています。

  • ヒスン(HEESEUNG)
     グループ最年長。高い歌唱力と安定感のあるパフォーマンスが魅力の“歌うま天然長男”。どんな場面でも柔らかい空気を作る癒し系です。
  • ジェイ(JAY)
    情熱的で面倒見の良い“熱血兄貴”。練習量も多く、メンバーからの信頼が厚い努力家。ラップやトークでもチームを盛り上げます。
  • ジェイク(JAKE)
    オーストラリア出身。落ち着いた雰囲気と優しい笑顔でファンを癒す存在。自然体の魅力と品のある英語力で国際的な人気を集めています。
  • ソンフン(SUNGHOON)
    元フィギュアスケーターという経歴を持つ“肉体派パフォーマー”。華やかな表情と滑らかな動きでステージを支配します。
  • ソヌ(SUNOO)
    明るい性格とキュートな笑顔で“笑顔の天使”と呼ばれる人気メンバー。柔らかい歌声とリアクションの豊かさで愛されています。
  • ジョンウォン(JUNGWON)
    ENHYPENのリーダー。冷静で判断力があり、グループをまとめる“理性担当”。落ち着いた言動と的確なリードでメンバーから厚い信頼を得ています。
  • ニキ(NI-KI)
    グループ最年少で唯一の日本人メンバー。天才的なダンスセンスを誇り、ステージでは圧倒的な存在感を放つ“黄金マンネ”。

7人それぞれの魅力が見事に調和し、ENHYPENというチームを唯一無二の存在にしています。

まさに「異なる背景がひとつになる」ことを体現する多国籍グループです。

特徴:吸血鬼の晩餐会

エナプといえば、セクシーな「バンパイアコンセプト」。

妖艶な世界観とミステリアスなストーリー性、中毒性のあるサビのメロディーが魅力です。

ミュージックビデオも、フィルムカメラを活用したような映画を思わせるものが多く、モダンでありながら古典的な雰囲気で展開されています。

ストーリー考察が好きな方はコンセプトトレーラーもあわせてチェックしてみてください!

ENHYPEN (엔하이픈) 'Drunk-Dazed' Official MV

次の時代をつくる、K-POPボーイズの今

今回は、韓国で今注目を集めるK-POPボーイズグループ(後編)5組を紹介しました。

BTSは言わずと知れたK-POPを代表する存在ですが、その背中を追いながらも、それぞれが個性と実力で新しい時代を切り拓いています。

次々と登場する次世代のスターたちは、まさにK-POPの進化を象徴する存在です。

ぜひお気に入りのボーイズグループを見つけて、彼らの音楽とストーリーを楽しんでみてくださいね。

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