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国境線から南北2kmずつ設定されている非武装地帯のDMZ。基本的に一般人の出入りは制限されており、軍事施設だけでなく居住地もありません。
今回は歴史や文化が学べるDMZにツアーに参加してきたので、その様子や感想をレポートします。
非武装地帯(DMZ)とは

朝鮮半島の軍事境界線を挟み、南北約4kmにわたって広がるエリアです。
このエリアでは軍事活動が制限されており、全長約250kmにおよび東西に朝鮮半島を横断しています。
DMZは歴史を感じることができる貴重な観光地として開放されていますが、自由に立ち入ることができないため、ガイド付きツアーに申し込む必要があります。
今回訪問した場所

京畿道坡州(パジュ)市に訪問してきました。
坡州市は、ソウルから車で約1時間の距離にあるDMZ観光の主要エリアの一つでアクセスしやすく、DMZ観光スポットが集まっています。歴史的な遺産や展望台があり、歴史などが学べる場所です。

歴史や文化を見て学べる、臨津閣(イムジンガク)平和公園

DMZ観光の入口にあたる場所で、平和を願うモニュメントや戦争の遺産が展示されています。レストランやお土産ショップ、飲食店もあり、DMZツアーの拠点となる場所です。
歴史的な資料として数々残されていることや、記念碑など平和を祈るモニュメントがあるなど、平和を象徴する場所となっています。
臨津閣公園の中にある、展示物を厳選して紹介します。
京義線チャンダン駅の蒸気機関車
1950年代に実際走っていた機関車が展示されており、戦争中に受けた銃弾の跡がそのまま残されています。

元々は別のところに置かれていましたが、ここに移されて展示されています。間近で見ることができ、そのスケールを感じることができます。
[写真撮影:可]
自由の橋
戦後、捕虜の解放に使用された橋です。今は閉鎖されており中に入ることはできません。

こちらも先程の機関車と同様に、韓国戦争を代表する戦争遺産の一つとして知られる木造の橋です。
[写真撮影:可]
臨津江スカイウォーク
戦時中に爆撃によって破壊された橋梁の橋脚を利用し、長さ105メートル・幅5メートルの当時の鉄橋を再現したものです。
展望台から臨津江を眺めることができ、橋梁にある弾痕も近くで見ることができます。

入場は大人₩2,000、子供₩1,000と有料となっています。正面撮影のみ可能で、橋の左右へ向けての撮影は控えてください。
こちらの橋がもし開通すれば、ソウルからシベリア鉄道まで繋がるそうです。
[写真撮影:正面向きのみ可]
臨津閣平和ゴンドラ
臨津江を渡る、2020年9月にオープンしたゴンドラです。
これまではツアー参加者や特別な許可を得た人のみ入ることが許された臨津江の北側へ誰でもゴンドラで行くことができるようになりました。

「クリスタルキャビン」という床がガラス張りタイプのゴンドラもあり人気です。
フォトスポットもあり、「MINE」という看板を背景に撮影することもできます。
統一大橋検問で検問

DMZ観光ツアーに参加すると、この橋を通過することになります。橋の入り口には軍の検問所があり、ここから先は一般の立ち入りが制限されるエリアに入ります。
また、日本でも大人気となったドラマ「愛の不時着」で主演の2人が別れてしまう名シーンもこの「統一大橋」です。
軍事管理区域のため、この先の撮影についてはツアーガイドなどへの確認を取ってから行ってください。
[写真撮影:一部可 ※軍人の方は撮影しないで下さい]
DMZ(非武装地帯)に入ります

この青いラインを超えると、DMZ(非武装地帯)となります。
一般人の出入りが統制されているほか、軍事施設や武器の配置ができない地域です。エリア内では車両は立ち止まることは許されず、進み続けなければいけません。
人が頻繁に出入りしづらいエリアなので、自然や希少生物などの貴重な生態系が残されています。
[写真撮影:可]
南侵第3トンネル
トンネルは約73mの深さに位置し、全長約1.6km、幅2m、高さ2mのトンネルの一部が一般公開されており、実際に歩いて見学することができます。

※画像は併設されている資料館のもの
内部はやや狭く、天井も低いため、屈みながら進むこともあります。
最奥部まで進むと合計3つの壁があり、入れることができるのは1つ目の壁まで。到達すると国境まで170mの位置です。
モニターと小窓があり、奥の様子を見ることができます。そこは自然に草が自生している空間です。
[写真撮影:トンネル内は不可]
都羅(トラ)展望台
板門店から一番近いDMZ展望台です。屋上の展望台には双眼鏡があり、数km先の国境と高麗王朝の都だった開城(ケソン)市や監視塔などを見ることができます。

個別観光では訪問できず、DMZツアー参加でのみ行くことができる展望台です。
※今回は情勢により、屋上は閉鎖となっていました。
また、直近のルール変更としては、これまでは可能だった北向きの撮影は不可となっていますのでご注意ください。
今後情勢によって変更される場合がありますので、都度ツアーガイドにお尋ねください。

北向きがガラス張りになっているシアタールームのような部屋で、ここから眼鏡などを使用し、見物することができます。
正面に国境を見渡せる景色が広がっており、日本ではできない体験となります。

展望台の2階にはカフェがあり、こちらもガラス張りで景色を見ながらコーヒーや軽食を楽しむこともできます。

まとめ
韓国の歴史と文化を学ぶことができるDMZ観光。個人での訪問ができないため、ツアーに参加して、雰囲気を味わってみてください。
軍事境界線を超えると軍事施設になるので、写真撮影など気をつけるべき点があることや、情勢によりツアーが変更・中止になる可能性があります。
ルールを守っての観光をお願いします。

[取材協力:韓国観光公社]