こんにちは!男の韓国旅行に欠かせない現地情報やグルメを発信する「オトコリア」です。
本場韓国さながらのグルメが楽しめる関西屈指のコリアンタウン、大阪・鶴橋。
中でも注目すべきは、多種多様な「キムチ」が楽しめる点です。
今回は、鶴橋にある5店舗の白菜キムチときゅうりキムチを実際に食べ比べ、その違いを徹底検証してみました。
手軽に韓国の味を感じられる鶴橋のキムチ。本記事を参考に、お気に入りの一品を見つけてみてください。
大阪・鶴橋はなぜ「キムチ激戦区」なのか?

大阪・鶴橋といえば、韓国料理店や食材店が軒を連ねることで有名です。
JR鶴橋駅から徒歩すぐの「鶴橋商店街」や、「大阪コリアタウン」といった2大スポットがあり、訪れるだけで韓国旅行気分が味わえます。
中でも注目なのが「キムチ」。日本人の舌に合うよう調整された味から、本場さながらの辛さまで多種多様なキムチが揃います。
その数と質から、「キムチ激戦区」と呼ばれるのも納得です。
今回の食べ比べたキムチと評価基準

鶴橋のキムチを実際に食べ比べてみると、各店ごとに味の特徴がはっきりと分かれることがわかりました。
ここでは「辛味・酸味・旨味・ご飯との相性・コスパ」の5つの評価軸に沿って、5店舗のキムチ
どのキムチが辛さ重視なのか、コスパが良いのか、またご飯に合うのはどれなのかを検証しました。
食べ比べた5店舗
筆者の好みで以下の5店舗を回り、それぞれ白菜・きゅうりのキムチを計10種類を購入しました。
アンケートは社内で30代〜60代の男女11人で実施
- 山田商店(やまだしょうてん)
- 高さんキムチ(たかさんきむち)
- キムチふる里(きむちふるさと)
- 夏山商店(なつやましょうてん)
- 豊田商店(とよだしょうてん)
評価基準
それぞれのキムチについて、以下の5項目を5段階で評価しました。
- 辛味
- 酸味
- 旨味
- ご飯との相性
- コストパフォーマンス
評価メンバーは20代〜60代までの男女11人!信頼性のある多角的レビュー
今回の食べ比べには、社内の20代〜60代までの男女11人が参加。
年齢も性別も偏りがなく、それぞれのキムチの好みにもバラつきがあるメンバーが揃いました。
だからこそ、評価結果には多様な視点が反映されており、特定の味の好みに偏らない、フラットな評価になっています。
それぞれを5段階で採点し、グラフ化しました。
高さんキムチ(たかさんきむち)

本場韓国製法で一つ一つ手作りされたキムチが特徴。
種類豊富なキムチや韓国食品を取り扱っており、コクと旨味のある味わいが魅力です。
白菜キムチ

価格:625円 / kg (小ロット:62円/100g)

きゅうりキムチ

価格:1200円 / kg
*オンラインショップ価格です。店舗ではセット販売などもあり、多少変動あり。

総評
全体的にあっさりめで辛さ控えめ。刺激が苦手な人向け。
やや物足りなさもあるかもしれません。
店舗情報:
住所:大阪府大阪市生野区桃谷5-4-22
営業時間:7:00~18:00
定休日:水曜日
電話番号:06-6770-5881
オンラインショップ:https://ispfoods.jp/kousankimuti/
キムチふる里(きむちふるさと)

多彩なキムチを取り扱っており、野菜料理にこだわった商品が揃っています。

チョッカル(魚介発酵エキス)を使用した魚介系キムチということでナンプラーのような少しクセがありますが、好きな人にはバッチリハマる味です。
口コミをみているとキムチチゲに入れると魚介のエキスがでてより美味しい、数日発酵させる方が旨みが出るなどあり、買ってすぐより数日置く方が良いかもしれません。
白菜キムチ

甘さも辛さも控えめで全体的に薄味な印象でした。あっさりとした味わいながら、辛さもマイルドで魚の旨みが効いています。
大根が入っており、その食感が特に良かったです。
酸っぱめが好きな人は購入して少し日を置いて食べると好みの味になるという口コミもありました。購入直後はそこまで酸味は無かったです。
価格: 1200円/kg(店頭は500円/500g)

きゅうりキムチ

白菜キムチよりもあっさりな評価かと思いきや、ごはんには合うんですよね。
そのまま食べるよりご飯のお供にしたい!そんなきゅうりキムチ。キムチより味のアクセントが効いている印象でした。
価格:900円 / 500g (500円 / 300gもあり)

店舗情報
住所:大阪府大阪市生野区桃谷5-5-7
営業時間:
月・水~日 8:00~18:00
火 8:00~17:00
定休日:年中無休(正月のみ休)
電話番号:06-6716-2630
オンラインショップ:https://www.kimchinofurusato-ok.com/
夏山商店(なつやましょうてん)

創業50年のキムチ専門店で、鶴橋市場内に店舗を構え、通年で白菜キムチを購入することができます。

白菜キムチ

辛味はそこまで強くないものの、ご飯との相性がとても良かった印象です。
コリアンタウンでは平均的な金額でもあり、コストパフォーマンスも良いです。
価格:100円 / 100g

きゅうりキムチ

やさしい味わいで、日常使いにぴったり。価格も300円とリーズナブルでコスパ良し。
価格:100円 / 100g

店舗情報
住所:大阪府大阪市生野区鶴橋2-2-11(鶴橋市場内)
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜・祝祭日
通販はしていないようなので、店頭でご購入ください。営業日情報は公式Xかインスタにて
山田商店(やまだしょうてん)

創業40年以上の老舗で、常時80種類以上のキムチを取り揃えており、コリアンタウンの中では昔から有名かつ、人気店として知られています。
時期によっては行列ができていることもしばしば。午前中に行くのがおすすめです。

牡蠣キムチ・ホタテキムチなど魚介系キムチも人気な様子。なまこキムチとい珍しいキムチもあり、これを求めてくる人も多いそう。
店をすぐ歩いたところに「食道 山田商店」があり、いろいろな韓国料理とキムチをその場で食べることも。
白菜キムチ

今回食べた中では一番食べやすく、もう一度食べたい!と試食したみんな、満場一致の意見でした。
旨みがしっかりあり、本場の味ながらも酸味が強すぎないのが特徴です。酸味の苦手な方には特におすすめできる味でした。
価格:500円 / 500g (*オンラインショップと金額違います)

きゅうりキムチ

今回試食した中で一番総合評価の高かった逸品がこの山田商店の「きゅうりキムチ」です。
旨みとご飯の相性が抜群すぎて、どのキムチよりも先にこのきゅうりキムチが試食用のお皿からなくなりました。
価格:500円 / 300g

店舗情報:山田商店
住所:大阪府大阪市生野区桃谷4-9-7
営業時間:7:00~18:00
定休日:無休
電話番号:06-6731-4833
豊田商店(とよだしょうてん)

刻み白菜キムチ

甘味もあり、辛すぎないので、辛いキムチが苦手な方にも好まれる味ではありますが、今回の中で一番酸味を感じた白菜キムチという評価でした。
酸味が強いのが好きな方にはハマるキムチで、リピーターが多いことでも有名です。
自分の家で漬けたような家庭の味を感じるという口コミも多かったです。酸味が苦手な方もそのまま食べずに豚キムチや鍋などにすると相性が良さそう。

価格:830円 / 500g *カットしてなければ600円
きゅうりキムチ

白菜キムチよりは酸味は控えめでしたが、旨みはしっかりあります。
瑞々しくて食べ応えがあります。見た目の色の割にはあまり辛くないので、ご飯のお供というよりはそのままバリバリ食べる感じが合います。
子供も好きな味!というレビューも多く見受けられました。
価格:600円 / 500g

店舗情報:豊田商店
住所:大阪府大阪市生野区鶴橋2-2-11
営業時間:8:30~17:30
定休日:水曜日
電話番号:06-6717-3113
結論:初めての人は山田商店、リピーターは冒険を!
キムチ食べ比べの結果、最もバランスが取れていたのは「山田商店」。特に白菜キムチの旨味の深さとご飯との相性の良さは圧巻。
一方で、酸味が好きなら豊田商店、あっさり系なら高さんキムチ、価格重視なら夏山商店と、それぞれの魅力がありました。
とはいえ、今回の試食でわかったのは「山田商店」のキムチが一番万人受けするということだけは確かでした。
今回は白菜キムチときゅうりキムチだけの比較でしたが、その店にしかない珍しいキムチもあり、キムチの種類によってお店を分けている方も多いようでした。
鶴橋まで来れない方も通販をしているお店も多いので、ぜひ試してみてください。スーパーより本格キムチが手に入ることは間違い無いですし!お試し少量セットなどもありますので、少しでもキムチ選びの参考になりますと幸いです。