こんにちは!韓国旅行を楽しくするグルメ・カフェ情報を発信中「オトコリア」です。
韓国旅行の楽しみ方のひとつに地域限定のスターバックス巡りがあります。オトコリアでもスタバ特集を何度かしていて、今回はソウルで一番最近オープンして話題になった店舗をご紹介!
その場所とは・・・ソウルのディープな観光スポットとして有名な広蔵市場です。
そんな市場の真ん中に伝統とモダンが融合したスタバが誕生しました。
その立地や店内の雰囲気、限定メニューまで現地の声を交えて詳しくご紹介します。
広蔵市場に溶け込む“異空間”スタバが人を惹きつける

韓国のスターバックスは地域ごとに個性豊かな店舗がありますが、広蔵市場店は特に異色の存在です。
100年以上の歴史を誇る伝統市場の中に突然現れるスタバは、ディープな市場歩きの途中、路地裏の活気ある屋台街を抜けたところのスターバックスのロゴが目印です。
ローカルとグローバルのギャップに思わず写真を撮りたくなる、フォトジェニックな外観です。

店内の特徴|1階・2階・屋上テラス
3階建ての店内は階ごとに雰囲気が異なり、市場の活気とスターバックスの落ち着きを両方楽しめます。それぞれのフロアの魅力を簡単にご紹介します。
1階:市場と並列する開放スペース

1階は市場の通路と並列するつくりになっており、テイクアウトカウンターとイートインスペースが分かれています。買い物の合間に気軽に立ち寄れる開放的な雰囲気が特徴です。
すぐ横に階段があり、2階、3階のルーフトップバーに行くことができます。

2階:広々レイアウトと眺めが魅力の癒し空間
入り口はまるで隠れ家のような雰囲気で、伝統市場の中とは思えない静けさが広がっています。

2階は半円形の広々としたレイアウトで、落ち着いた照明が心地よい空間を演出しています。
席数は250席あるので、比較的ゆったりとしています。



ここはこの店一番の特等席。“眺める”ことで味わう新感覚のスタバです。
窓際のカウンター席は2箇所あり、市場を見下ろせます。
窓越しの広蔵市場の雑踏には屋台グルメを頬張る人、韓服を身にまとった親子、物色するバックパッカー。
それぞれの物語が一筆書きで目の前に流れていく。その光景にコーヒーの香りが寄り添うのです。


3階:屋上テラスで開放感を
最上階にはルーフトップテラスがあり、「時間を抽出するコーヒー商会」がテーマとなっています。
イベントスペースとして使われることもあり、普通のスタバとは一味違う特別感を味わえます。
ちょっといい写真がとれなかったのでインスタから拝借。
限定グッズ & 限定メニュー

広蔵市場店では韓国の伝統文化を取り入れた限定メニューやオリジナルグッズが販売されています。
韓国スタバ巡りをするなら、ここだけの特別メニューはぜひチェックしておきたいポイントです。

限定メニュー例
さらに注目したいのが、韓国のクラフトビール「ビョルダバンラガー」を使ったオリジナルビールです。
スターバックスが店舗で地ビールを提供するのは韓国でも珍しく、広蔵市場店ならではの楽しみ方のひとつです。市場散策の休憩に、昼間から一杯だけビールを楽しむのも旅気分を盛り上げてくれます。
- ゴールデンマンダリン フィジオ(₩8,500):柑橘の爽やかさと泡の口当たりが特徴のノンアルドリンク
- いちごクレープケーキ(₩8,900):市場の布文化をモチーフにした層が美しいケーキ
- 糸巻きバウムクーヘン(₩15,000):韓服の絹糸をイメージしたスイーツでお土産にもおすすめ
- 韓服ベアリスタキーチェーン(₩29,000):韓国伝統服デザインの限定キーホルダー
コーヒー1杯で地域に貢献 広蔵市場スタバの取り組み

実は広蔵市場店は単なるカフェとしての役割だけではありません。
この店舗は「コミュニティストア」として、売上の一部(1商品あたり300ウォン)が市場活性化のための基金に積み立てられる仕組みを取り入れられています。
スターバックスと広蔵市場がパートナーとして手を組み、地域と持続的に関わることで、伝統と現代が調和するユニークな場を生み出しているのです。
観光スポットとしてだけでなく、地域経済や地元の魅力を支える拠点としての役割も担っているのが大きな特徴です。
店舗情報
- STARBUCKS COFFEE 広蔵マーケット店(스타벅스 광장마켓점)
- アクセス:
地下鉄1号線 鐘路5街駅 7・8番出口から徒歩4分
地下鉄5号線 乙支路4街駅 4番出口から徒歩5分 - 住所:ソウル特別市 鐘路区 礼智洞 2-1(서울특별시 종로구 예지동 2-1)
- 営業時間:9:30~22:00
広蔵市場スタバは“行き先”になる面白さがある

屋台グルメや布市場の散策も楽しいけど、ここのスタバはそれだけを目当てに行っても大満足です。
市場のど真ん中にあるとは思えないほど落ち着いた空間なので、カウンター席からは通りを行き交う人々の様子を眺めることができます。
スタバ限定のスイーツやビール、地元とつながる店舗デザインも含めて、ここでしか味わえない“市場スタバ体験”が待っています。
観光の合間というより、むしろこの店を目的に広蔵市場を楽しみに行く、そんな新しい韓国旅の一コマにしてみてください。