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【体験レポ】大阪~釜山をフェリーで移動!パンスターミラクル乗船記と船旅の魅力

韓国旅行をもっと楽しく!オトコリアです。

海外旅行といえば飛行機で行くのが一般的ですが、今回はあえて「フェリー」という移動手段を選んで釜山に行ってきました。

大阪・南港から釜山へ向かう「パンスターミラクル号」は、“動くホテル”と称されるほど快適で、移動そのものが旅のハイライトになる新しい体験を提供してくれます。

このパンスターミラクル号は、家族旅行やグループ旅行にもぴったりです。

本記事では、そんな乗船体験をファミリー・グループ目線で詳しくご紹介します。

はじめに|あえてフェリーで釜山に行ってみた理由

日本から韓国に行くとなれば、多くの方は飛行機を選ぶでしょう。大阪〜釜山間であれば所要時間はわずか2時間ほどで、とても便利です。

それでも今回、あえてフェリーを選んだ理由は「移動時間を旅の一部として楽しみたい」と思ったからでした。

慌ただしく出発して一瞬で到着するのではなく、ゆったりと海を渡りながら韓国へ向かう。

船内でのんびりと過ごす時間や、海を眺めながら語らう時間そのものが、貴重な旅の思い出になります。

実際に乗ってみて、「移動が旅になる」という新しい価値を強く感じました。

これから釜山旅行を検討している方に、ぜひ知っていただきたい選択肢です。

客室紹介|オーシャンビューキャビンで過ごした快適な夜

今回宿泊したのは、海側に面した「オーシャンビューキャビン」です。

客室の窓からは絶えず海が見え、窓の横に2段ベッドが2台設置されており、最大4名まで宿泊可能。家族やグループでの旅行に最適です。

各ベッドにはカーテンもあるため、ある程度のプライベート空間を保つこともできます。

さらに、部屋には2人掛けのソファーとテレビ、冷蔵庫、クローゼット、化粧台も備えられており、想像以上に快適に過ごせました。

水回りについては、シャワー・トイレ・洗面所が一体型になったユニット式。広くはありませんが、清潔で機能的です。

また、別途有料の大浴場・サウナ施設も船内に完備されており、長時間の移動中でもリフレッシュできるのが嬉しいポイントです。

注意点

電源コンセントは韓国式のCタイプ(丸穴)なので、日本の電子機器を使用される場合は変換プラグをご持参ください。

船内の楽しみ方|移動時間を“退屈”にしない施設とサービス

パンスターミラクル号の魅力は、なんといっても船内での過ごし方の自由さです。

移動中も退屈せずに楽しめるよう、さまざまな施設やサービスが用意されています。

食事

レストラン「マスカラデ」では、朝食・夕食ともにビュッフェ形式で多国籍料理が提供されます。

韓国料理を中心にバリエーション豊富なメニューが揃っており、乗船中から“韓国を食べる”ことができるのはフェリー旅ならではの楽しみです。

窓際の特別席ではライブキッチン付きのコース料理も用意されているそうです(スイート宿泊者対象/要予約)。

娯楽・買い物・くつろぎ

パンスターミラクル号の船内には、移動時間を充実した“体験”に変えてくれる娯楽・買い物・くつろぎの設備が揃っています。

大人も子どもも、それぞれのペースで自由に楽しめるのがこの船旅の魅力です。

カジノ&ゲームバー|ちょっとした非日常体験を味わいたい方へ

船内には、アミューズメントスタイルで楽しめる「カジノ&ゲームバー」があります。

本格的なカジノというよりは、“気軽に遊べるエンタメ施設”という雰囲気で、カジュアルに運試しをしたい方にぴったりです。

専用の「ミラクルコイン」を使ってゲームを楽しめる仕組みで、獲得したポイントはゲームバーでの利用にもつながります。営業は24時までなので、ディナーの後に立ち寄ってみるのもおすすめです。

「移動中も少し遊びたい」「旅のテンションを上げたい」ときにちょうどよい空間です。

免税店&24時間営業のコンビニ|旅に役立つ“ちょい買い”も充実

船内には24時間営業の免税店とコンビニも完備されており、日用品からお土産まで幅広く取り揃えられています。

免税店では韓国コスメやリカー、お菓子など、釜山到着前に“先買い”しておけるのが便利です。

一方、コンビニではドリンクや軽食、忘れ物の補充なども可能で、深夜や早朝にも使えるのが嬉しいポイントです。長時間の移動中でも安心して過ごせる環境が整っています。

キッズスペース&プール|お子さま連れのご家族も安心

ファミリーでの旅行にうれしいのが、キッズスペースや屋外プールの存在です。

キッズスペースは0~8歳向けで、6〜7名程度が遊べるコンパクトながら安全なスペース。21時まで利用できるため、子どもが退屈しがちな船旅でも、安心して時間を過ごせます。

また、夏季限定でオープンするインフィニティタイプの屋外プールは、ライトアップ演出もあり、写真映えするスポットとしても人気。 海を見渡しながらのひと泳ぎは、リゾート気分をさらに高めてくれます。

VIPラウンジ|静かにくつろぎたい方の“隠れ家”空間

7階に位置する「VIPラウンジ」は、船内でも特に落ち着いた雰囲気が漂うラグジュアリーな空間です。

全面に大きな窓が設けられており、船首側のパノラマビューを楽しみながら、ゆったりとくつろげます。

柔らかなソファ席や読書に適した椅子なども用意されており、グループでの談笑にも、ひとりでの静かな時間にも最適です。

「少し静かな空間で過ごしたい」「旅の合間にリセットしたい」ときに、ぜひ足を運んでいただきたいスポットです。

屋外設備

パンスターミラクル号の魅力のひとつが、自由に出入りできる屋外デッキの存在です。

広々としたデッキエリアに出ると、視界いっぱいに広がる大海原と潮風に包まれ、船旅ならではの解放感に心がほどけていくのを感じます。

日常を離れて、ただ波の音と風の音に耳を澄ますだけの時間もまた、贅沢な旅の一部です。

特におすすめなのが、釜山港へ入港する早朝の時間帯です。空が白み始める頃、船は静かに港町へと近づいていきます。

遠くに釜山タワーやビル群のシルエットが浮かび、海面に反射する朝日が少しずつ色を変えていく光景は、まさに映画のワンシーンのよう。

デッキではスマートフォンやカメラでの撮影も自由。船上ならではのフォトスポットとして、思い出の一枚を残すのにも最適です。

釜山到着後の流れ|入国・市内移動のスムーズさ

パンスターミラクル号は、釜山港に朝10時ごろ到着します。

飛行機と比べて到着時の混雑が少なく、入国手続きも非常にスムーズです。下船から入国審査、荷物の受け取りまで15分程度で完了しました。

釜山港は市街地に近く、アクセスの良さも魅力です。

釜山駅や南浦洞(ナンポドン)エリアへはタクシーで約10分。釜山駅へは徒歩でもアクセス可能です。

また、人気の海雲台(ヘウンデ)エリアへもタクシーで約40分と、到着直後からすぐに観光を始められる利便性があります。

まとめ|パンスターミラクルが家族・グループ旅に向いている理由

パンスターミラクル号での船旅は、「ただの移動」ではなく「旅そのもの」として楽しめる体験です。

客室ではプライベートな時間を過ごしながら、レストランやラウンジ、カジノ、デッキなどで同行者と会話や景色を共有できます。

こうした時間の積み重ねが、家族や友人との旅をより特別なものにしてくれます。

設備の充実度や過ごしやすさ、そして釜山到着後のスムーズなアクセスをふまえると、初めてフェリーを利用する方にも安心しておすすめできます。

飛行機では味わえない、ゆったりとした非日常を楽しむ移動型の旅。次の釜山旅行には、ぜひパンスターミラクル号を選んでみてはいかがでしょうか。

[取材協力:株式会社サンスターライン]

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