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Netflixで今話題の韓国ドラマ「恋するムービー」が、2025年上半期で話題のドラマの一つになるかもしれません。筆者は一気見したので、その感想・レビューをまとめてみました。
主演のチェ・ウシクとパク・ボヨンが織りなす物語は、多くの視聴者の心を掴んでいます。キャスト情報や見どころを詳しくご紹介します。
「恋するムービー」の概要
ビターな大人の恋模様と人生をリアルに描く「恋するムービー」は、「無人島のディーバ」の監督オ・チュンファンと「その年、私たちは」の脚本家イ・ナウンがタッグを組んで作られた作品です。

引用:Netflix公式
あらすじ
Netflixで話題の韓国ドラマ『恋するムービー』は、切ない恋愛模様を描いた作品です。映画オタクのコ・ギョム(チェ・ウシク)と、映画監督を目指すキム・ムビ(パク・ボヨン)は、運命的な出会いを果たします。
しかし、とある出来事をきっかけに恋人になる前に離れてしまい、また数年後に再会。再び惹かれ合う二人は、過去のトラウマや現在の課題に向き合いながら、愛を取り戻そうと奮闘します。
どこで見れる?完結している?
配信:Netflix
話数:全10話(完結) ※1話約60分
2025年2月14日にNetflixで全10話を一気に配信開始しています。
キャスト
コ・ギョム役:チェ・ウシク
映画評論家として活躍するコ・ギョムを演じるのは、「パラサイト 半地下の家族」や「その年、私たちは」などに出演し人気俳優のチェ・ウシク。
世界中の映画を観ることを夢見る映画オタクであり、エキストラとして参加した作品でムビと出会います。一度は姿を消すものの、数年後に評論家として再びムビの前に現れます。
キム・ムビ役:パク・ボヨン
映画監督のキム・ムビを演じるのは、「力の強い女 ト・ボンスン」などで高い評価を受けたパク・ボヨン。
映画好きの父から「ムビ」という名付けられるヒロイン役。過去の出来事による影響で映画に複雑な感情を抱きつつも、映画業界に身を投じ、助監督から監督へと成長します。エキストラとして出会ったギョムとの関係に心を揺さぶられます。
ホン・シジュン役:イ・ジュニョン
ホン・シジュンを演じるのは、イ・ジュニョン。ギョムの学生時代からの友人で無名の作曲家。学生時代から長年付き合っていた元カノのソン・ジュアとあるきっかけで再会します。
実家はお金持ちで、家族から就職を勧められますが自身の夢とプライドのために曲作りに全身全霊をかけます。
ソン・ジュア役:チョン・ソニ
ソン・ジュアを演じるのは、「寄生獣 -ザ・グレイ-」で主演を務めたチョン・ソニ。
彼女もギョムの学生時代からの友人で、シジュンの元カノ。現在は成功した脚本家として活躍しています。シジュンとの再会が彼女の人生に新たな変化をもたらします。
コ・ジュン役:キム・ジェウク
ギョムの兄であるコ・ジュンを演じるのは、「コーヒープリンス1号店」などに出演しているキム・ジェウク。
両親を亡くした後、年の離れた弟のギョムを一人で支え、家族の絆を深めています。ジュンとギョムにとって、兄と共に映画を観る時間はかけがえのないものになっています。
韓国原題は「멜로무비(メロムービー)」
멜로は恋愛、무비はムービー・映画の意味で、直訳すると「恋愛ムービー」になります。
「恋するムービー」の見どころ
「恋するムービー」は、切ないストーリーが魅力の感動作。出演者ぞれぞれの演技が光り、心を揺さぶられて目が離せない場面がたくさんあります。その中から、4つの見どころを筆者が厳選しました。

メインカップル二人の化学反応
主演のコ・ギョムを演じるチェ・ウシクとキム・ムビを演じるパク・ボヨンは、それぞれ独特の魅力を持つ俳優ですが、二人が一緒になるとさらに特別なエネルギーが生まれます。特に、ギョムとムビが再会し、過去の想いを再確認するシーンは、繊細な演技が光る名場面。
パク・ボヨンの涙を浮かべる演技と、チェ・ウシクのもどかしい表情が絶妙に絡み合い、視聴者の心を揺さぶります。また、回想シーンを交えた演出が、二人の関係性をより深く印象付けています。
サブカップルの恋の行方
サブカップルのストーリーも見応え抜群です。特に、ギョムの友人であり成功した脚本家のソン・ジュア(チョン・ソニ)と、作曲家として奮闘するホン・シジュン(イ・ジュニョン)の関係は、リアルで共感を呼びます。かつて恋人同士だった二人は再び巡り合いますが、ジュアはキャリアと恋愛の間で揺れ動きます。
一方のシジュンも、彼女への未練を抱えながらも前へ進もうとする葛藤が丁寧に描かれています。メインカップルとはまた異なる、大人の恋愛のリアリティが味わえます。
「隠れた主人公」ギョムの兄、コ・ジュンの魅力
ギョムの兄コ・ジュン(キム・ジェウク)は、クールですがどこか掴みどころのないキャラクターとして登場します。両親を亡くした後、弟を支えながらも、自身の人生や生き方を模索する姿が描かれます。弟が最優先のジュンは、ギョムとムビやその周辺の人を見守る存在でもあります。
キム・ジェウクの落ち着いた演技と、時折見せる優しさが、キャラクターに深みを与えています。また、彼の過去に隠された秘密が後半に向けて物語の大きな鍵を握っている点にも注目です。
ロケーションや映像の質感が魅力
本作はまるで映画のような美しい映像が特徴です。韓国のロケーションを生かした撮影が素晴らしく、特にソウルの夜景や伝統的な街並み、レトロな雰囲気などが映像に彩りを加えています。
漢江でチキンを食べるギョムとムビのデートシーンや、雪が降る中で二人が寄り添うシーンは1話から視覚的にもロマンチックで印象的でした。全体を通して”エモい”雰囲気で、映像に引き込まれるような作品です。
全話見た感想
筆者が作品から感じ取った感想です。

「青春ロマンス」というより「リアルで深いヒューマンドラマ」
物語全体として「生きるとは」ということについて考えさせられるような出来事と描写がたくさんありました。ジュンの言葉で印象的だった「朝が来て目を覚ます理由はただ一つ、俺は本当にもう一度生きたい、ギョム」
生きたいと思っていないと兄のことを評価していたギョムにとって衝撃的な言葉でしたし、視聴者としても驚きの言葉でした。周りには見えなくても、人間誰しも「生きたい」と思うごく当たり前でリアルな感情を感じる瞬間でした。
メインカップルのギョムとムビ・サブカップルのシジュンとジュア・ギョムとジュンの兄弟・ムビの親子関係など、人間関係の繊細な描写を表現し、悩みや傷を抱えながらぞれぞれ成長する姿に感動しますし、そこに青春の甘酸っぱさが感じられます。
生活する上で、様々な人間関係や人付き合いをすると思いますが、何か自分自身に当てはまることがあるのではないかと感じます。
サブカップルのその後は
作曲家・脚本家として売れっ子となるシジュンとジュア。きっかけはジュアが脚本、ムビが監督を務めた「メロディ」という映画の楽曲提供をしたシジュンが、人気作曲家として一世風靡します。
この映画制作の前にシジュンとジュアは、それぞれの夢に向かってお互い前に進むために過去の未練を断ち切り、今後は会わないという決断をしています。
最後の描写でシジュンの曲を聴くジュアが描かれており、音楽店を除くシジュンの姿も描かれています。お互い売れっ子になったので、取り巻く環境が変わるため、心境の変化があるのではないかと期待するような印象を持ちました。
印象のロケ地
「恋するムービー」の中で、視聴した人は必ず心に残るロケ地があります。それは「Vide Bar(ビデバー)」という、シジュンがバイトをしているバーです。
作中では元々はギョムが通っていたレンタルビデオ店だったところを改装し、当時の商品だったビデオをバーの店内に飾ることでレトロ感が流行り、人気でお客さんが絶えないという設定になっています。
※情報調査中
まとめ
Netflixで一気見できる ”リアルで深い”人付き合いドラマです。
メインカップルとサブカップル両方に見応えあり、またコ・ジュンを演じたキム・ジェウクに注目です。
ロケーションや雰囲気など映像の質感が”エモい”ところにも注目して是非見てください。