こんにちは。男の韓国旅行をサポート!男のための韓国メディア情報「オトコリア」です。
日本でトレンドにもなっているK-POPや韓国ドラマ、韓国旅行などを通して、韓国語の勉強を始めたいという人も多いのではないでしょうか。
男性の場合はこっそり知ってビジネスで相手の言っていることがわかったり、食事などの際に少し韓国語で会話できるといいなと思ったことある人もいるはず。
しかし、教科書や参考書を買って始めてみたものの、「本当にこの勉強方法で合ってる?」と感じてしまうことも。
今回は、韓国語を学びはじめたい(学んでいる)学習者にとって、おすすめの学習方法や順番をメリットデメリット含めてご紹介していきます。
韓国語が学びやすいと言われている理由
一般的に、日本語を話す人にとって韓国語は学びやすい言語とされている。というのを聞いたことがありませんか?
その理由は以下の3点です。
- 漢字由来の単語や外来語が多く、覚えやすい
- 日本語と語順が一緒
- ハングルが理解しやすい
それぞれの理由について詳しく解説します。
漢字由来の単語や外来語が多い
日本語と韓国語には、意味や発音が似ている単語が多く存在します。なぜなら、韓国語の半数以上が中国の漢字をハングルに当てはめて作られているからです。
また、日本語も中国の文化や漢字の影響を受けているため、共通する意味や発音の単語が多いのです。
【漢字由来の似ている単語例】
日本語 | 韓国語 |
---|---|
約束 | 약속(ヤクソk) |
無料 | 무료(ムリョ) |
余裕 | 여유(ヨユ) |
安心 | 안심(アンシm) |
温度 | 온도 |
さらに、日本でカタカナ表記される外来語も、韓国語では似た発音で使われているため覚えやすいです。
【外来語の似ている単語例】
日本語 | 韓国語 |
---|---|
エアコン | 에어컨(エオコン) |
タクシー | 택시(テkシ) |
コーヒー | 커피(コピ) |
カフェ | 카페(カペ) |
ハンバーガー | 햄버거(ヘmボゴ) |
日本語と語順が一緒
日本語と韓国語は、SOV語順(主語→目的語→動詞)の順番で文章を構成します。
英語や中国語のように語順が異なる場合、文章を組み立てる際に時間がかかると言われていますが、日本語と韓国語は同じ語順なのでスムーズです。
日本語と韓国語の語順
SOV語順
日本語:私は あなたを 愛してる
韓国語:난 너를 사랑해(私は あなたを 愛してる)
英語や中国語の語順
SVO語順
英語:I love you(私は 愛してる あなたを)
中国語:我爱你(私は 愛してる あなたを)
このように、日本語で表現したい文章にそのまま韓国語を当てはめる感覚で学べます。
ハングルが理解しやすい
ハングルは、子音・母音・パッチム(終声)という3種類の要素を組み合わせて音を表します。英語のローマ字と似た仕組みで理解しやすいのが特徴です。
ローマ字の構成例
k(ク)+a(ア)=ka(カ)
ハングルの構成例
ㄱ(k)+ㅏ(a)=가(ka)
ハングル全体の文字数は24文字(子音14+母音10)しかありません。短期間で覚えることが可能なので、初心者にとっても学びやすい言語です。
韓国語を勉強するのにおすすめの順番 - まずはハングルを覚えよう-
効率的に韓国語を学ぶには、以下の順番で進めることをおすすめします。
- ハングルの読み方と発音を覚える
- 基本単語と基本文法を覚える
- リスニング&発音の真似をする
- アウトプットする
①ハングルの読み方と発音を覚える
はじめは、ハングルを覚えるところから始めましょう。上記で説明した通り、ハングルには、子音・母音・パッチムの3種類があります。まずは、①母音(10個)→②子音(14個)→パッチム(余裕があれば)の順で覚えるのがオススメです。
そして、ハングルは数も多くないので、できれば3日〜1週間など短期間で繰り返し復習し、暗記することを推奨します。
ハングルを覚えるためのツールとして、「ハングル一覧(反切表)」というものがあるので、利用してみてもいいかもしれません。
②基本単語と基本文法を覚える
次に、ハングルをざっくりと覚えたら、基本単語と基本文法を学んでいきます。
単語帳と文法書を1冊ずつあるのがお勧めですが、最初から2冊あると継続できるか不安という人は、文法書をメインに勉強し、その中で出てくる単語を網羅するという形でもOKです。
単語は優先的に、よく使う助詞や名詞、動詞を中心に覚えていくと良いでしょう。
また、この時点で完璧にハングルを読み書きできなくても全く問題ありません。正しい発音でなくても、7割方なんとなく読めるかなという感覚で大丈夫です。
③リスニング&アウトプットする
ここまで来たら、あとはひたすらリスニングとアウトプットをしていきます。言語習得は、このアウトプット量が鍵を握ります。アウトプットに一番時間をかけてください。
リスニングに関しては、聞くだけでなく、フレーズを真似したりシャドーイングをして声に出すとより効果的です。
また、たまに長時間詰め込んで学習するよりは、1日5分〜10分でも毎日韓国語に触れる方が定着度としては高いです。まずは習慣化できるように、頑張ってみましょう。
韓国語の学び方は4つ
韓国語を学ぶ方法は大きく4つあります。目的や目標に合わせて、学習方法を組み合わせていきましょう。
①独学で学ぶ
ー本
ーアプリ
ードラマ・映画
②習う
ー語学スクール
ーランゲージエクスチェンジ
③留学する
④友達(恋人)を作る
それぞれのメリット・デメリットを含めてご紹介していきます。
①独学で学ぶ(本、アプリ、ドラマ・映画)
独学のメリットとしては、費用を安く抑えられることです。教科書や参考書も数千円ですし、無料のアプリや安価なサブスクでドラマや映画も字幕つきで活用できます。
また、自分のペースで好きなものを中心に学習できるのも特徴です。音楽が好きなら音楽、ドラマが好きならドラマと、趣味をベースに学習することで継続が見込めます。
しかしデメリットとしては、自分で学習時間を確保し、モチベーションを維持しないといけないこと、またわからないところでつまづいてもすぐに聞ける人がいないことです。
費用を抑えて自分のペースで学習したい、まずはアウトプットをするための基礎固めをしたいという人は、独学がおすすめです。
習う(語学スクール・ランゲージエクスチェンジ)
また、語学スクールに通ったりランゲージエクスチェンジに参加してみるという方法があります。
語学スクールやランゲージエクスチェンジの最大のメリットとしては、韓国語に長けている人(もしくは韓国語ネイティブ)から自然な韓国語の表現を学んだり、質問をして不明点を解消できる点です。
しかしデメリットとして、語学スクールであれば一定の費用がかかること、ランゲージエクスチェンジはプロの講師ではないため、文法的に正しい解説が受けられない可能性などがあります。
また、レッスンやエクスチェンジの場に参加する時間は物理的に確保しないといけないため、自分のペースで学びたい人にとっては負担に感じる場合もあります。
よって、日本にいながら韓国語の自然な表現を学びたい、わからないところを聞ける環境が欲しいという人に、おすすめの方法です。
留学する
韓国に語学留学するという方法もあります。実際に現地の語学学校(語学堂)に通って講義を受けたり、ホームステイするのもいいかもしれません。
しかし、留学は授業料や滞在費、食費など海外で住むにあたって高額な費用がかかるため、予算次第で検討するのが良さそうです。
ある程度の予算をかけつつ、韓国語の学習だけでなく、現地の文化や人に触れ合ってみたいという人は、留学がベストな方法になるでしょう。
友達や恋人を作る
最後に、韓国語ネイティブの友達や恋人を作るという方法です。韓国語を学ぶ順番のところでも解説しましたが、言語習得にはアウトプット量が最大のキーになります。
韓国語ネイティブの友達や恋人を作ることで、日常的に聞いたり話したりする機会が増え、カジュアルな表現を実践的に学べます。
デメリットとしては、こちらもプロ講師ではないので間違った韓国語を覚えてしまったり、学習管理まではしてもらえない点です。また、実践の会話なので、ある程度単語や文法を知らないといきなりコミュニケーションを取ることは難しいでしょう。
学習方法として友達(恋人)を作るのは、ある程度基礎を習得し、リアルでカジュアルな表現を学びたいという人におすすめな方法です。
初心者におすすめしない学習方法
最後に初心者におすすめしない学習方法をご紹介します。
韓国語だけに限った話ではないですが、下記の過程は韓国語の習得において効率的でない可能性があります。特にこの3つに注意してください。
①基礎をインプットせずいきなりアウトプットをする
②ハングルをカタカナ読みで覚える
③無理な学習計画を立てる
①基礎をインプットせずいきなりアウトプットをする
言語学習には、一定の基礎知識が大事になってきます。ハングルや基本単語、文法などの基礎を飛ばしていきなりアウトプットをすると、柔軟に文章を組み立てられなくなる可能性があります。
②ハングルをカタカナ読みで覚える
ハングルには日本語にない音が多く存在します。ハングルにカタカナを振ってしまうと、カタカナ読みしてしまい、正しくない発音で覚えてしまうリスクがあります。
③無理な学習計画を立てる
言語学習は継続が何よりも重要ですが、いきなり無理な学習計画を立てると続けるのが難しくなり、三日坊主に繋がってしまいます。はじめは楽しめる範囲内で、まずは学習を習慣化しましょう。
まとめ:より効果的な手順と方法で韓国語学習を進めましょう!
韓国語学習をはじめる際の学習手順と方法、メリットとデメリットをご紹介しました。
外国語の中でも日本人が学ぶには韓国語は比較的学びやすい言語なので、気負いせずチャレンジしてみましょう。
まずは "ハングル" を読めるようになるだけでも、韓国旅行で役に立つのはもちろんドラマなど日本で触れる韓国語の楽しさが120%増しになるはずです。