男が韓国旅行を思いきり楽しむために、韓国グルメは欠かせません。
男性向け韓国情報メディア「オトコリア」が、韓国の食事を安心して楽しむための衛生面の注意点をわかりやすく解説します。
韓国には、サムギョプサルやタッカンマリ、キンパなど、日本でも人気のある料理が豊富にそろっています。
ただ、海外の飲食店となると、衛生面に不安を感じる場面もあるかもしれません。韓国で提供される水や食器の清潔さなど、日本との違いに戸惑うこともあります。
そこで今回は、韓国旅行中に食事を楽しむ際に気を付けたいポイントや、飲食店の衛生事情について詳しくご紹介します。
筆者の実体験をもとに、安心して韓国グルメを満喫するためのヒントをお届けします。
韓国の飲食店は清潔?旅行前に知っておきたい食事の注意点

韓国の飲食店は、日本と比べると衛生基準がやや異なる部分もあります。
特に旅行先では、慣れない食事環境に不安を感じる方も多いかもしれません。
この章では、実際の飲食店の清潔さや、食器・提供水などの衛生状況についてご紹介します。
韓国の食器は清潔?ステンレス製が主流
韓国の多くの飲食店では、ステンレス製の食器が使われています。
金属製の食器は色や臭いがつきにくく、熱に強いため滅菌しやすいのが特徴です。
そのため、日常的に衛生的に管理しやすいというメリットがあります。
筆者が訪れた複数の飲食店でも、飲み水用のコップなども清潔さが保たれていると感じる場面が多かったです。
韓国の人気飲食店は安心?筆者の実体験と店選びのポイント
筆者も実際に韓国でいくつかの飲食店を訪れましたが、食器やテーブルに汚れが残っていることはなく、全体的に清潔な印象を受けました。
特に、日本人観光客に人気のある有名店では、スタッフの身だしなみや店内の清掃状況など、衛生面に気を配っている様子が見られました。
すべての店が清潔とは限りませんが、観光客が多い店舗ほど衛生管理が徹底されている傾向にあります。
不安な方は、以下のポイントをチェックしてから訪問すると安心です。
- 店舗の口コミやレビュー(「清潔さ」や「店内の印象」に注目)
- SNSやGoogleマップで確認できる店内写真
- 実際に訪れた際の第一印象(床や食器、スタッフの対応など)
事前に情報収集をしておくことで、現地でも安心して食事を楽しむことができます。
韓国の飲用水事情は?旅行中に気を付けたいポイント

国外に旅行に行く際、飲み水をどうすればいいかは気になるポイントです。
日本のように安全な水がどこでも飲める国は少なく、知らずに飲んでしまうと体調を崩してしまう場合もあります。
この章では韓国で提供される飲用水の安全性や、水道水の事情、ホテルでの注意点についてご紹介します。
お店で出てくる水は飲んでも大丈夫?
結論から言うと、お店で出てくる水は基本的に飲んでも問題ありません。
韓国では日本と同様、無料で水を提供してくれる飲食店が多いです。
お店の人がコップに入れて持ってきてくれることもありますし、ピッチャーに入っている場合もあります。
多くの場合、浄水器を通した飲用水が提供されているため、安全性は比較的高いといえます。
ただし、ピッチャーの水が長時間放置されている場合もあるため、気になる方はボトルの水を頼むのが無難です。
ソウル市内の水道水は綺麗で美味しい
実は、ソウル市内では上水道が整備されており、水道水もそのまま飲むことができるほど安全な水が提供されています。
味の面でもブラインドテストで高評価を得ており、安全なだけでなくおいしい水が出ています。
最近ではソウル観光局が、ソウルの水道水は安全に飲めると外国人観光客向けにアピールもしています。
地下鉄の駅ホームなどには、水飲み場が設置されていることも多く、近くにコンビニがない時などに便利に利用できる環境が整っています。
ホテルでは水道水を避けた方が無難な場合も
韓国では水道水が基本的に安全とされているものの、一部のホテルでは飲用を推奨していないケースもあります。
とくに、手洗い場など飲用を前提としていない蛇口の水は避けた方が安心です。
多くのホテルでは、無料のペットボトルの水が部屋に備え付けられているか、フロントで配布されています。
また、水道水の使用についての案内があるホテルもあるので、不安な場合はチェックイン時にフロントで確認しておくと安心です。
ちなみに筆者自身は、旅行中は基本的に購入したペットボトルの水しか飲まないようにしています。
安全性が高いとされていても、体質や環境の変化でお腹を壊すこともあるため、「念のためペットボトルだけにする」という判断も十分アリです。
自分の体調や不安の程度に合わせて、無理のない選択をすることが大切です。
韓国の屋台料理は安全?楽しむ前に知っておきたい注意点

韓国旅行の楽しみのひとつが「屋台グルメ」です。
しかし、屋外での調理や保管環境を考えると、飲食店と比べて衛生面が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、筆者の体験をもとに、韓国屋台の衛生状況と、利用時に気を付けたいポイントをご紹介します。
屋台の衛生面は?実際に訪れた感想
筆者はこれまでに、明洞や広蔵市場といったソウルの代表的な屋台街を訪れた経験があります。
冬の時期だったこともあり、食品の腐敗などは見られず、体調を崩すこともありませんでした。
とはいえ、屋台の調理環境は店舗型飲食店と比べて衛生面で劣ることが多いと感じました。
実際、ゴミ袋の近くで料理を提供している屋台や、キムチなどを常温で長時間放置している場面もありました。
イートイン屋台は特に注意が必要
屋台の中でも、イートイン形式のお店はより慎重に利用する必要があります。
以下のような点が気になりました
- 食材が常温で放置されている
- お皿の上に袋を敷いて使い回している(袋だけ取り替える)
- ゴミ箱が近くにある席も多く、においや虫が気になることも
また、トッポギやキンパなど作り置きの料理が多く、夏場は特に食中毒リスクが高まる可能性があります。
筆者の体験から見る屋台グルメの選び方
筆者自身はお腹が強い方ではありませんが、冬の訪問だったことに加え、肉や海鮮を避けていたこともあり、問題なく屋台グルメを楽しめました。
実際に明洞と広蔵市場で食べたのは以下のメニューです。
- ケランパン(卵入りの甘いパン)
- おでん
- タンフル(フルーツ飴)
- 野菜チヂミ
- のり巻き
- クァベギ(ドーナツ)
- フレッシュフルーツジュース
いずれもテイクアウト形式で1品ずつ提供されるものばかりで、衛生面でも比較的安心できる印象でした。
2ヶ所とも冬の寒い時期に訪問しており、雑菌が繁殖しづらい環境だったことも関係していると思われます。
お腹が弱い方でも安心できる屋台の選び方
季節や食べるものが変わると、体調への影響も異なります。
特にお腹が弱い方や不安のある方は、以下の点を意識するとより安心です:
- 肉・海鮮・生ものは避け、加熱された料理を選ぶ
- 作り置きではなく、注文後に調理・再加熱する屋台を選ぶ
- 辛すぎる料理は刺激によってお腹を壊す可能性もあるため控えめにする
衛生面のポイントを押さえて、韓国グルメを思いきり楽しもう
日本と韓国は似ている部分もありますが、飲食店の衛生環境には違いも見られます。
事前に口コミや写真をチェックし、信頼できるお店を選ぶことが安心につながります。
衛生面を過度に気にしすぎるのは逆効果。大切なのは、自分の体調や不安の程度に合わせて、無理なく楽しむことです。
ポイントを押さえておけば、韓国旅行でも安心して美味しい食事を楽しむことができます。