男の韓国旅行をもっと楽しくする「オトコリア」です。韓国旅行の楽しみといえば、やはり本場の韓国グルメ。
しかし、韓国での飲食店の利用は注文の方法や支払い、マナーなど、不安な点も多いかと思います。
特に初めての渡韓では「どうやって注文する?」「トイレはどこ?」「1人でも大丈夫?」など、不安がつきものです。
飲食店での振る舞いが良くないと、店員さんに注意を受けたり、雑に対応されてしまうということもあり得ます。
この記事では、韓国の飲食店をスムーズに利用するために知っておきたいルールやマナーを、入店から退店までの流れに沿ってわかりやすく解説します。
男の韓国旅行をもっと快適に、もっと自由に楽しむためのヒントをぜひチェックしてください。
韓国の飲食店の入店から退店の流れ

韓国の飲食店では入店から退店までどのような流れで動けばいいのでしょうか。
決済方法や注文の仕方などはお店によって異なるので、行きたいお店が決まっている場合は下調べをしてから行くのが確実です。
今回は一般的な入店から退店までの流れを紹介します。
入店〜席の案内
席についてから注文をするお店の場合、韓国の飲食店でも日本と同様、入店したら店員さんが席まで案内してくれるスタイルが一般的です。
事前注文制のお店では、先に席を取ってから注文する場合が多いです。
店員さんに「先に席をお取りください」と案内されるか、入口付近に「先に席をお取りください」と書かれた案内板が設置されていることが多いため、入店時に確認しておきましょう。
店員さんを呼ぶ
席で注文を取るタイプの店では、自分で店員さんを呼んで注文を取りに来てもらいます。
呼び鈴が付いているお店もありますが、呼び鈴を押しても来ないことも多いため、その場合は自分で店員さんを呼びましょう。
店員さんを呼ぶ時は手を挙げながら「저기요(チョギヨ)」と言えば来てくれます。
韓国語が難しければ英語で「excuse me」と言っても大体通じます。
注文の伝え方
注文の時はメニュー名が言えなくても大丈夫です。
メニュー表を指差しながらこれを1つ、これを1つとジェスチャーと一緒に伝えれば大体伝わります。
最近はタブレットで注文できるお店も増えていて、日本語表記に変えることもできるため、韓国語が分からなくて注文が不安な方はタブレット対応のお店に入るのもおすすめです。
決済方法
韓国ではキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードで支払いができるお店が多いです。
ただ、屋台や一部の古い店では現金のみ対応というところもあるため、現金はいくらか持って入店した方が安心です。
逆に最近のカフェなどでは、キャッシュレスのみ対応というお店も増えてきています。
WOWPASSなどチャージ式のプリペイドカードを利用する場合は、チャージを忘れずにしておきましょう。
退店
食事が終わったら、そのまま席を立って退店しても問題ありません。日本のようにトレーや食器を返却するスタイルは一般的ではなく、店員が片付けを行います。
特にカフェでは、返却スペースが設けられていないことも多く、無理に探す必要はありません。店内を軽く見渡して返却場所がなければ、食器はそのままテーブルに置いて帰って大丈夫です。
気持ちよく退店するためにも、退席時に一言「감사합니다(カムサハムニダ/ありがとうございます)」と伝えると、好印象を与えることができます。
韓国の飲食店でよくある“知らなきゃ戸惑う”ルール

韓国の飲食店には、日本では見られない独特のルールやスタイルがあります。
知らずに訪れると、「なぜトイレが使えない?」「なぜ注文できない?」といった場面に戸惑うことも。
こうした違いを事前に把握しておけば、慌てることなくスムーズに対応できます。
初めての韓国旅行でも安心できるよう、特に知っておきたいルールや注意点をまとめて紹介します。
①2人前からしか注文できない料理がある
韓国では、大皿料理をシェアする文化が根付いており、一部の料理は2人前からの注文が基本となっています。
特にサムギョプサルやタッカンマリ、チメク(チキン+ビール)などは、人数分の注文が求められる場合が多いです。
一方、1人旅の方でも注文しやすい料理もあります。ビビンバ、冷麺、クッパ、スンドゥブチゲなどは1人前から対応していることが多く、1人での外食に適しています。
また、サムギョプサルが食べたい場合は、屋台で1人用サイズが提供されていることもあるため、1人で来たけどサムギョプサルが食べたい!という場合は屋台に行くのもおすすめです。
②漬物などのおかずはおかわり自由なところが多い
韓国の飲食店では、メイン料理と一緒にキムチやナムルなどのおかず(반찬/パンチャン)が無料で提供されるのが一般的です。
そして多くの場合、これらのおかずは無料でおかわりすることができます。
おかわり方法は店によって異なり、店員に直接頼むスタイルのほか、自分で取りに行くセルフサービスの形式もあります。
タブレットの注文ができるお店では、画面上に「おかずのおかわり」といった項目が表示されている場合もあるので、チェックしてみましょう。
③トイレはパスワードがないと入れない
特にカフェでありがちなのですが、トイレに鍵がかかっていて、パスワードがないと入れないことがあります。
観光客の方は鍵がかかっている=使えないと考えて諦めてしまう方もいるのですが、このような場合は店員さんにパスワードを聞けば使うことができます。
トイレのパスワードを聞く韓国語フレーズ
トイレの暗証番号を教えてください
화장실의 비밀번호를 알려주세요.
(ファジャンシル ビミrボノル アrリョジュセヨ)
自分で口に出すのが不安だったら、Google翻訳やChatGPTなどを使って "見せる” ことでも伝わります。
レシートにパスワードが記載されている店もある
お店によってはレシートにトイレのパスワードが書いてある場合もあります。
レシートはすぐ捨てずに、パスワードが書いてあるか確認しましょう。
韓国で恥をかかないために!知っておきたい食事マナー

日本と韓国は料理や使う食器などが似ていますが、食事のマナーは違う点が多いです。
日本ではあまりマナーが良くないとされていることが、韓国では良いとされていることもありますし、その逆もあります。
旅行前に韓国の食事マナーも確認しておきましょう。
韓国では“音を立てて食べる”のがマナー?
日本では、クチャクチャと音を立てて食べることはマナー違反とされていますが、韓国ではそれほど厳しくありません。
むしろ、美味しさを表現する手段として、音を立てて食べることを肯定的に受け取る人も多いです。
旅行中に周囲の韓国人が音を立てて食事をしていても、文化の違いとして受け入れることが大切です。
日本の感覚で注意をしたり、不快感をあらわにしたりするのは避けましょう。
日本とは逆!お皿を持たずに食べるのが韓国流
日本ではご飯を食べる時など、器を持って食べることが一般的ですが、韓国ではお皿を持たずに食べるのがマナーとされています。
韓国では、テーブルに置かれた器からそのまま食べるのが基本スタイルです。食べる時は、左手はお皿に添えるようにし、持ち上げずに食べましょう。
また、韓国の食器はステンレスでできていることが多く、音が出やすいため、食べる時にお皿と箸がぶつかって大きな音が鳴らないように気を付けましょう。
韓国の飲食マナーを知って 韓国グルメを満喫しよう
韓国の飲食店には、日本とは異なる文化やマナーが多く存在します。あらかじめ基本ルールを理解しておくことで、現地で戸惑うことなく、より快適に食事を楽しむことができます。
韓国語に自信がなくても、観光地の店員は外国人対応に慣れており、英語やジェスチャーでも十分に通じます。大切なのは、現地の文化を尊重しながら楽しむ姿勢です。
マナーやルールを押さえておけば、韓国グルメを心ゆくまで堪能できるはず。気持ちの良いコミュニケーションとともに、韓国旅行をさらに充実させましょう。