夏の釜山旅行、屋内で涼しく過ごせるスポットを探していて見つけたのが、アルテミュージアム釜山。
日本でもチームラボが大好きな私にとって、この「韓国発祥のデジタルアート体験」は見逃せない!
しかもソウルにはなく、釜山ならではの施設。海やグルメとあわせて訪れるのにぴったりです。
最新の没入型デジタルアート空間で、五感すべてを刺激された“映え”まくりの非日常体験をご紹介します。
アルテミュージアム(Arte Museum)とは
アルテミュージアム(Arte Museum)は、韓国のデジタルデザイン企業d’strictが運営する没入型メディアアート展示館です。
韓国内外に複数拠点を展開しており、済州・麗水・江陵・釜山など人気観光地を中心にオープン。訪れるたびに異なるテーマのアート空間を楽しめます。
テーマは「永遠の自然(ETERNAL NATURE)」。
自然や文化遺産を最先端のデジタルアートで表現し、巨大な空間を映像・音響・香りで満たすことで、まるで作品の中に入り込んだような五感体験ができます。
イメージとしては、日本のチームラボに近い感覚ですが、韓国独自のダイナミックな演出や地域の特色が組み込まれており、作品ごとに新しい驚きがあります。
特に代表作「WAVE」をはじめとする壮大な映像空間は圧巻で、写真や動画撮影が自由なこともあり、インスタ映えスポットとしても人気です。
外観からチケット購入まで:アルテミュージアム釜山の入場レポ

南浦洞からタクシーで約20分。港の近くに堂々と建つ大型施設で、広々としたエントランスに入るとすぐチケットカウンターがあります。
左手には自動券売機も設置。

私はTrip.comでデジタルチケットを事前購入していたので、カウンターでバウチャーを見せるだけでQRコードを受け取り、入場できました。
展示スペースに入る前にトイレに行っておこう
展示室に入ってしまうとトイレがありません。必ず。ここでトイレに行っておきましょう。
展示エリア・体感ポイント
テーマは「循環(CIRCLE)」。
広さなんと5,600㎡の会場ということで、入った瞬間から、圧倒されます。
展示のうち16作品が釜山で初公開という贅沢さで、歩くたびに新しい発見があります。

ダイナミックにうねる波や、色鮮やかな花々、流れ落ちる滝、深い海、そして渦巻く竜巻…。
部屋ごとにまったく違う世界が広がっていて、つい「わあ…!」と声が出てしまう瞬間ばかりでした。

特に、波の大空間はあまりにもリアルで、立ち止まってしばらくその中に身を委ねたくなるような迫力でした。

そして今回の目玉のひとつが、オルセー美術館とのコラボ作品。

日本ではまだ体験できない展示なので、美術館好きの方にも新鮮な驚きがありました。アートに詳しい人も、そうでない人も、自然とその世界に引き込まれる“体験型アート”でした。

ここだけで30分以上も立ち尽くしてしまうほどでした。
おすすめは「TORNADO」の部屋
展示を順番に見て回る中で、個人的に一番心を奪われたのが「TORNADO(竜巻)」の部屋でした。
ここはぜひ皆さんにも実際に自分の目で体感してほしいので写真は載せません。
部屋に一歩足を踏み入れた瞬間、まるで光と風が渦を巻いているかのような・・・
光の粒がゆっくりと立ち上がり、天井へと吸い込まれていく様子は、竜巻というよりも泡が空へと昇っていくようにも見え、なんとも幻想的。
私自身もその渦の中に取り込まれたような感覚で、しばらく立ち尽くしてしまいました。
映像・音・香りが一体となり、自分自身がアートの渦に巻き込まれていくような不思議な体験でした。
アルテミュージアムをもっと楽しむコツ

せっかくアルテミュージアムに行くなら、思いっきり楽しみたいですよね。
ここでは、実際に訪れてみて分かった服装の選び方や撮影のコツ、滞在時間の目安をまとめました。
初めて行く方も、次にリピートする方も、ぜひ参考にしてみてください。
服装の選び方
館内は光や映像が全身に映し出されるので、服装によって写真の雰囲気が大きく変わります。
特におすすめなのは白い服。映像の色がしっかり反射し、カラフルな光をまとったような写真が撮れます。SNS映えを狙うなら白が断然有利です。
一方、黒い服はシルエットが際立つので、アートの世界観を邪魔せずスタイリッシュな印象に。
どちらも無地のシンプルなデザインを選ぶと作品との一体感が出ます。
撮影のコツ
アルテミュージアムでは全エリアで写真・動画撮影がOK。
午前中は比較的空いているので、人が少ないうちに人気のエリアで撮影するとベストショットが狙えます。
映像は常に動いているので、連写や動画を活用すると表情の違う写真がたくさん撮れますよ。
滞在時間の目安
展示は部屋ごとにテーマが変わり、つい見入ってしまう作品ばかり。
特に波や滝の大空間は迫力があり、思った以上にゆっくり回れます。
館内全体をしっかり楽しむには1時間〜1時間半ほどを目安に予定を組むのがおすすめです。
カフェとミュージアムショップ

展示を見終わった後は、館内にあるカフェとミュージアムショップがあります。
カフェでは展示とリンクしたドリンクメニューやスイーツが楽しめ、アート体験の余韻に浸りながらゆっくり過ごせます。
カフェとミュージアムショップはミュージアムに入らなくても入ることは可能です。
ミュージアムに入場した人は2000ウォン割引になります。(メニューは日本語、韓国語、英語があります)

ミュージアムショップには展示で使用されている香りのアロマグッズやポストカードなど、センスの良いアイテムが揃っています。
自分用にもお土産にもぴったりです。釜山コーヒーもありますが、他のところより少し値段が高かったです。

実際にアルテミュージアム釜山に行ってみた感想

光と音に包まれる非日常空間は、どこを切り取ってもフォトジェニック。
特に波の映像のところとは動きが大きく、写真の表情が1枚ごとに変わるので、夢中でシャッターを切りました。
屋内施設なので天候を気にせず楽しめ、家族・カップル・友人旅行にもぴったりです。子どもが絵を描いて投影できるエリアや、香りグッズが買えるショップも人気でした。
チケットはTrip.comでの前売り券購入がオススメ!

現地でもチケットは購入できますが、直前でもサクッと買えるTrip.comでの事前購入が断然おすすめ!
平日か週末かを選ぶだけで、日にちや時間の指定は不要なので、旅程が決まっていなくても安心です。
しかも日本円での決済がOKだから、海外サイトに抵抗がある方でも使いやすい!
さらにTrip.comは航空券やホテルのキャンペーンも多く、会員登録しておくと旅行全体がもっとお得になります。
▶ Trip.comで釜山アルテミュージアムのチケットをチェック
基本情報
施設名:アルテミュージアム釜山(아르떼뮤지엄 부산 / ARTE MUSEUM BUSAN)
営業時間:10:00〜21:00(最終入場 20:00/年中無休)
料金:
大人 平日22,000ウォン
週末・祝日25,000ウォン *子ども・青少年 割引あり
▶︎Trip.comでチケットを予約する
住所:
부산광역시 영도구 해양로247번길 29
釜山広域市 影島区 海洋路247番ギル29
プサン クァンヨクシ ヨンドグ ヘヤンロ247ボンギル 29
電話番号:051-742-9009
アクセス:
影島(ヨンド)区内、影島大橋エリア近くです。
南浦洞(ナンポドン)からバス利用で約20分、またはタクシーで15~20分
バス / タクシー利用の場合
- 地下鉄南浦駅8番出口→「影島大橋」停留所から17番または186番バスに乗車、アルテミュージアム前で下車
- タクシー利用の場合、日本語可能なk.rideではハングルしか出てこないため、「ARTE MUSEUM」ではヒットしません。ハングルか、上記ハングル住所のコピー検索がおすすめです。
釜山で体感する、五感を刺激するアート体験
アルテミュージアム釜山は、ただの美術館ではなく五感すべてを使って楽しむ没入型アート空間。
広大な会場に次々と広がるダイナミックな映像、空間全体を包む音と香り、そしてインスタ映え抜群のビジュアル体験。どれもが訪れた人の心を掴み、時間を忘れて夢中にさせます。
雨の日でも暑い日でも快適に過ごせる屋内施設で、家族旅行やカップル、友人同士の観光スポットとしても最適。展示は定期的に新作が加わる予定なので、一度行った方もまた違った体験が楽しめます。
釜山に行くなら、海やグルメとあわせて、この新しいアート体験もぜひプランに入れてみてください。
